維新批判で党員資格停止中の足立康史氏が衆院選不出馬&政界引退を表明「日本維新の会が公認候補を擁立」
日本維新の会から党員資格停止処分を受けていた足立康史衆院議員(58)が6日、自身のX(旧ツイッター)で、衆院選(27日投開票)に出馬せず、9日の衆院解散をもって政界から引退することを表明した。
衆院大阪9区に、無所属で立候補を予定していた足立氏は「本日、日本維新の会が衆議院大阪9区に公認候補を擁立することを決定しました。ついては、これをもって、私は、来る衆院選から撤退し、9日の衆院解散をもって政治から引退することを決めました」とつづった。
理由について、足立氏は「東日本大震災と東京電力福島第一原発事故を機に政治を志し、大阪と関西そして日本に、透明で公正な経済社会を築かんと走り続けてまいりましたが、私の仕事はここまでと判断いたしました」と説明した。
足立氏は4月28日投開票の衆院東京15区補選をめぐり、同党の機関紙配布を取り上げ、党批判をSNSなどで繰り広げた。
機関紙配布を主導した東京維新の会が、足立氏の除名を求める上申書を提出。党の名誉を傷つけたなどとして、足立氏は6月、党員資格停止6カ月の処分を受けた。
日本維新の会は、大阪9区に足立氏の対抗馬となる別の候補を擁立する方針を示していた。
(よろず~ニュース・杉田 康人)