デミ・ムーア

写真拡大

 女優デミ・ムーア(61)が、物議を醸した映画『G.I.ジェーン』を擁護した。酷評された1997年の同作で、女性として初めて米海軍に入隊したジョーダン・オニール中尉役を演じたデミは、それが「誰も観ないうちに」葬られたと考えているという。

【写真】『G.I.ジェーン』のワンシーン 女性で初めて米海軍に入隊した中尉役を演じるデミ・ムーア

 ヴァニティ・フェア誌の取材に対し、デミは語った。「すべての理由はわからないけど、多分、最もギャラの高い女優になったことが重なったんだと思う。それは私だけでなく、すべての女性にとって驚くべきことだったわ」

 また、製作費5000万ドル(約72億円)に対し、興行収入が4110万ドル(約59億円)に留まった、このリドリー・スコット監督作品の評判が悪かったのは、自身がストリッパー役を演じた1996年作『素顔のままで』の影響もあると考えているそうだ。

 「私は『素顔のままで』で女性を裏切り、『G.I.ジェーン』で男性を裏切ったように思えた」「この2つのことで、『彼女は本当にそれに値するのか?』ってメディアが言い出したんだと思う。そして多分、それは時代を先取りしていたんだわ」

 しかしデミは、スコット監督が社会的なジェンダー規範や期待に巧みに挑戦したと信じているそうで「この映画は本当に支持されると思う。みんなからよくそう聞くわ。リドリーは本当に思慮深く、知的で、この題材に取り組んだ映画を作ったと思う」と続けた。

(BANG Media International/よろず~ニュース)