ヒズボラ指導者後継候補の安否不明、イスラエル空爆の標的との情報

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[ベイルート/エルサレム 4日 ロイター] - イスラエル軍の攻撃が続くレバノンで、親イラン武装組織ヒズボラの幹部で次期最高指導者候補と目されるサフィエディン師の行方が分からなくなっている。サフィエディン師はイスラエルによる空爆で殺害された指導者ナスララ師のいとこ。

サフィエディン師の安否について、イスラエルもヒズボラも公式にコメントしていない。

イスラエル軍は、ヒズボラの情報本部を標的にレバノンの首都ベイルート南部を攻撃したと表明。攻撃の結果について、4日午後現在も情報収集中としている。

米ニュースサイトのアクシオスはイスラエル当局者の情報として、イスラエル軍が3日夜から4日未明にかけ実施した空爆はサフィエディン師が標的だったと報じた。

イランの最高指導者ハメネイ師は金曜礼拝で演説し、今週のイスラエルに対するミサイル攻撃について「数日前の我が国の軍隊の素晴らしい行動は完全に合法かつ正当だ」と主張。イスラエルと対峙(たいじ)する上で「義務の遂行を先延ばしにしたり急いだりすることはない」と述べた。