「イチロー選抜 KOBE CHIBEN」として出場した松井秀喜氏(左)とイチロー氏【写真:矢口亨】

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「イチロー選抜 KOBE CHIBEN」と「高校野球女子選抜」が4度目の対戦…松井氏が初参戦した

「イチロー選抜 KOBE CHIBEN」と「高校野球女子選抜」の一戦が23日に東京ドームで行われ、KOBE CHIBENが17-3で勝利した。「1番・投手」で出場したイチロー氏が打っては4安打、投げては9回完投の大活躍。そんな中、過去の開催とは少し異なる“光景”にファンも注目。「イチロー楽しそうで良かった!」「いい笑顔すぎる!」と声が寄せられている。

「高校野球女子選抜」との対戦は2021年から行われ、今回で4度目。東京ドームでの開催は3度目となる。10月に背番号と同じ「51」歳を迎えるイチロー氏を祝福するべく、今回は松井氏が参戦した。

 日本やメジャーで同時期に大活躍したイチロー氏と松井氏は、現役時代は1996年の日米野球、2003年、2004年のMLBオールスターで同じチームとしてプレーしたことはあるが、同じユニホームを着るのは2014年のヤンキースのキャンプで、松井氏が臨時コーチを務めた時以来となる。“夢の共演”が発表されると、「何というドリームマッチ」「嬉しすぎて泣きそう」「絶対泣くわこれ」などとファンも大興奮だった。

「1番・投手」で出場したイチロー氏は、初回にまさかの3失点。4回目の対戦で初めて先取点を許す展開となった。しかし、直後の第1打席でヒットを放つなど打撃好調。高校女子選抜戦では初となる1試合3安打の活躍で、最終的には9回を完投した。中でも注目されたのが、松井氏が本塁打を打った後だった。

「4番・中堅」で先発出場した松井氏は足を引きずりながらもプレーし、出塁した際は臨時代走が呼ばれていた。しかし、8回の第6打席で右翼席へ豪快な3ランを叩き込み、場内は大盛り上がり。ベンチで松井氏のホームランを見届けたイチロー氏は大興奮した様子で、松井氏を迎え入れ笑顔を見せた。

 現役時代はあまり表情を崩さず、寡黙にプレーしていたイチロー氏だが、この日は終始明るい姿を見せていた。“いつもと違う”にこやかな様子にファンも注目したようで「イチローさんが本当に嬉しそうで心が温まる」「イチローと松井が笑顔で一緒に……感慨深い」「イチローと松井が笑顔でハグ……泣くはもう」「松井さんが来たからか、イチローさんも笑顔多い気がする」「こんな笑顔みたことない」などとの声があった。(Full-Count編集部)