劇的決勝ゴールを挙げた菊池流帆 photo/Getty images

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22日、連覇を狙うヴィッセル神戸はJ1リーグ第31節、アウェイでアルビレックス新潟と対戦。試合は神戸が3-2で勝利した。

連覇のため勝ち点3が欲しい神戸は前半15分にDF酒井高徳が得点し先制。しかし前半31分にFW長倉幹樹、前半36分にMF小野裕二に得点を許し、僅か数分で逆転を許すことに。1-2で前半を終えることとなった。しかし連覇に向けて負けられない神戸は後半に入ってギアを上げると、後半73分にはFW大迫勇也のスルーパスに抜け出したFW武藤嘉紀が同点ゴールを記録。続く96分にはMF井手口陽介のコーナーキックを途中出場のDF菊池流帆が頭で合わせ決勝ゴール。劇的勝利で勝ち点3を手にした。

昨年3月に左膝前十字靭帯損傷の大怪我を負い、長期離脱を強いられていた菊池流帆。復帰後も中々出場機会を得られず、悔しい思いをしてきた同選手だが、決勝ゴールを決めてチームの勝利に大きく貢献した新潟戦後は涙ながらに喜びを露わにした。

「今は素直に嬉しいですし、ここまで支えてくれた皆さんに感謝しかないという気持ちです。チームの勝利が最優先だったのでそれを意識して試合に上手く入れました。自分自身、昨年前十字靭帯損傷っていう大怪我をして悔しい思いもたくさんありましたけど、みんなに支えられてピッチで結果を出せたことは自分自身にとって大きな一歩だったと思います。残り7試合全部勝てるようにチームの勝利に貢献して皆んなで優勝したいと思います」

目頭を熱くしてインタビューに応じた菊池流帆は涙に耐えきれず。そんな菊池のゴールで3-2と劇的勝利を飾った神戸だが、これで今季2度目の4連勝となり、首位サンフレッチェ広島との勝ち点差は1に。逆転での連覇に向けて大きな勝ち点3を獲得した。