大谷翔平、50盗塁到達の“タイミング”に米記者驚き 「何とか避けた」「間に合った」史上初50-50も目前
日本人最多は2001年イチローの56
米大リーグ、ドジャースの大谷翔平投手は19日(日本時間20日)、敵地マイアミで行われたマーリンズ戦に「1番・DH」で先発し、今季50個めの盗塁を決めた。日本人としては2001年のイチロー(マリナーズ)以来の大台となる。試合開始早々に仕掛けた盗塁は、ギリギリのタイミングでの成功。米国の記者は一斉に驚きの言葉を発している。
初回の第1打席、右中間二塁打で出塁した大谷は1死後、スミスの打席で三盗を敢行。タッチをかいくぐり成功させると両手でセーフのゼスチャーを見せ、スタンドからは大歓声が起こった。その後スミスの犠飛で先制のホームを踏んだ。
米カリフォルニア州地元ラジオ局「KLAC」のドジャース番組のホストを務めるデビッド・バッセ氏はXに「ショウヘイ・オオタニが三塁への素晴らしいスライディングでシーズン50盗塁達成」と投稿し、節目の記録を祝った。
さらに、米カリフォルニア州の地元紙「ロサンゼルス・タイムズ」のドジャース番ジャック・ハリス記者は「ショウヘイ・オオタニが50盗塁達成。先頭打者二塁打を右翼フェンス上部に直撃させた後、オオタニは三盗(フレディ・フリーマンも二盗のダブルスチール)でコナー・ナービのタッチをなんとか避けた」と投稿。
MLB公式のドジャース番フアン・トリビオ記者も「ショウヘイ・オオタニが50盗塁達成。アウトに見えたが、何とか間に合った」とギリギリのタイミングでの成功を伝えている。
大谷は2回にも右前打で出塁後に二盗を成功させて51盗塁と記録を伸ばした。シーズン50盗塁を記録した日本人大リーガーは、2001年のイチローしかおらず、同年の56個が最多記録。前人未到の「50本塁打&50盗塁」にもあと本塁打2本まで迫った。ドジャースはこの試合を入れてレギュラーシーズン残り10試合。どこまで数字を伸ばせるか。
(THE ANSWER編集部)