エンゲルス(右)への計らいを見せた旗手(左)。(C)Getty Images

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 旗手怜央、前田大然、古橋亨梧の日本人トリオを擁するセルティックは現地時間9月14日、スコットランドリーグの第5節で小田裕太郎が所属するハーツとホームで対戦した。

 日本人3選手が先発したセルティックはスコアレスで迎えた52分、アルネ・エンゲルスがPKを決めて先制。さらに89分にも、ルーク・マッコーワンが追加点を奪って2−0で快勝した。

 この試合の先制の場面では、セルティックのPKキッカーを任されている旗手がペナルティスポットに立っていたが、主将のカラム・マグレガーと何かを話した後、エンゲルスにボールを渡して、その役を譲った。
【動画】ハーツ戦で同僚にPKを託す旗手
 地元紙『Daily Record』は、「セルティックのPKキッカーは、なぜ旗手ではなくエンゲルスだったのか」と報じ、ブレンダン・ロジャーズ監督のコメントを紹介している。

「レオが第1キッカーだ。あれは彼の無私無欲な行為だよ。2人は昨日、PKの練習をしていて、ともにレベルが高かった。第2キッカーがアルネだった」

 PKを譲ってもらった21歳のエンゲルスは今夏にアウクスブルクから新加入し、これがセルティックでの初得点。旗手の同僚に対する計らいだったようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部