『ビートルジュース ビートルジュース』“芸歴吹替声優”として参加した友近とロバート山本博
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 『チャーリーとチョコレート工場』、『アリス・イン・ワンダーランド』などのティム・バートン監督最新作『ビートルジュース ビートルジュース』(9月27日全国公開)の日本語吹替え版に、お笑い芸人の友近とロバートの山本博が、かつてコントで演じた役の経験を生かした“芸歴吹替声優”として参加したことが発表された。

 本作は、バートン監督の出世作となった伝説的ホラーコメディー『ビートルジュース』(1988)のその後を描く最新作。ゴーストたちが住む家から人間を追い出す、死後の世界の“人間怖がらせ屋”ビートルジュース(マイケル・キートン)が、人間世界で巻き起こす大騒動が描かれる。

 本作の日本語吹替え版には、ビートルジュース役の山寺宏一をはじめ、坂本真綾(リディア役)、沢城みゆき(ドロレス役)、伊瀬茉莉也(アストリッド役)、小林千晃(ジェレミー役)、森川智之(ローリー役)、山路和弘(ウルフ役)、戸田恵子(デリア役)など豪華声優が集結。特殊メイクなどを駆使して、全身で劇中のキャラクターを演じた“全身吹替版”のビジュアルも話題を呼んでいる。そんな実力派声優のなか、友近と山本は、自身のコントで演じていた役に関連するキャラを担当した。

 友近が演じたのは、人間界からやってきた人々に対応する“死後の世界の受付係”。過去に受付嬢のコントをしていたことから起用が決まった友近は、「コントでやっていたキャラクターからキャスティングされるとは、とても面白いなと思いました。もともとアフレココントをずっとやっていたので、アフレコのお仕事はとても好きです。そして今回は声のお仕事だけれども、受付係の衣装まで着て楽しくやらせていただきました」と大満足。数々のコントキャラで知られる友近だけに「他にも色々なキャラクターがありますので、ピザ屋のおじさんの映画があれば、“西尾一男”で全編やらせていただきたいなと思います」と語っている。

 一方の山本が演じたのは、“死後の世界のクリーニング屋”。友近と同じく、過去にクリーニング屋のコントをしていたという経緯で今回キャスティングが決まった山本は、「すごく若い頃のコントだったので、そこからキャスティングしていただくとは、すごくありがたく、ちょっと感動してしまいました。今までいろんな役を演じてきましたが、それが芸歴吹替に繋がるとは芸人冥利に尽きます」と歓喜。死後の世界のクリーニング屋は、だいぶ人間界のイメージとはかけ離れていたようで「(衣裳のように)爽やかなイメージのクリーニング屋を想像していましたが、全然イメージしていなかったクリーニング屋で驚きました。『なんだ〜?』というセリフがあるのですが、普段のコントでもよく使うセリフだったので、そこも見どころのひとつかと思っています」とアピールしている。

 36年ぶりの続編となる本作について、友近は「36年前の作品の続編がこうして作られるのは、『ビートルジュース』の人気の高さが伺えますし、アフレコをしていてもすごく興味深かったです。本当に楽しく観れる映画だと思うので、ぜひみなさんにご覧いただきたいなと思います」とコメント。また山本は「ホラーチックな作品に見えますが、コメディ要素満載の映画ですので、ぜひご家族で楽しんでいただきたいなと思います」と観客に呼びかけている。(編集部・入倉功一)