犬が不機嫌になるとみせる仕草や行動4つ 行動毎に配慮してあげるべきポイントをご紹介
犬が不機嫌になるとみせる仕草や行動
犬は一般的に、比較的機嫌のよいイメージが強いと思われますが、それでも時々は不機嫌そうな態度をみせることがあります。
愛犬が不機嫌なタイミングをきちんと把握できれば良いのですが、言葉で伝えてくれるわけではないため、臨機応変に対応できるとは限りません。
そこで今回は、犬が不機嫌になるとみせる仕草や行動について解説します。あわせて、行動毎に配慮してあげるべきポイントをご紹介します。
1.寝たふりをする
犬が不機嫌になると、寝たふりをすることがあります。
ケージやクレートやベッドに入ったまま出てこようとしなかったり、体を丸めて目を閉じたままでいたり、いわゆる「狸寝入り」をします。
寝ている愛犬を、無理に構ったり起こしたりする飼い主はいませんよね。そのこと分かっているのか、全く分かっていないのか、不機嫌なときは飼い主の相手をしたくないのでしょう。
犬が不機嫌なときに寝たふりをするのは、感情的な態度を見せてしまわないための、飼い主への配慮かもしれません。
しつこく声をかけ続けるのはやめましょう。一度声をかけて寝たふりをしているときは、自分から起きてくるのを待ってあげましょう。起きてきたときには、機嫌もすっかり良くなっていることでしょう。
2.そっと部屋を出て行く
犬が不機嫌になると、そっと部屋を出て行くことがあります。
飼い主の態度や行動が不機嫌の原因なのであれば、(今は飼い主と一緒にいたくない)という気持ちなのかもしれません。
落ち着かない気持ちを落ち着かせるため、誰もいない静かな場所で、ひとりの時間を過ごしたいのかもしれません。私たちにもそんな気分のときがありますよね。
不機嫌ではあるものの、そっと部屋を出て行くときの犬の姿は、何だか寂しそうにも見えることがあります。しかし、ここはグッと耐えて、見送ってあげましょう。
あまりにも長い時間戻って来ないときは、「おやつにする?」と声をかけてみてもよいかもしれません。反応がないときは、まだ機嫌が直っていないということです。
3.ごはんを食べなくなる
犬が不機嫌になると、ごはんを食べなくなることがあります。
食欲がなくなってしまうほどの出来事があったのでしょう。体ではなく、心へのストレスや負担が大きい出来事だったのかもしれません。
全く食べようとしないときは、ごはんを片付けてしまいましょう。お腹が空いていないわけではなく、不機嫌なことから食欲がないのです。
1時間後、またごはんを用意してみてください。全部食べてくれれば良いのですが、少し残してしまったとしてもよしとしましょう。
不機嫌で食欲が低下しているとき、トッピングをするなどして無理に食べさせると、消化不良を起こし、腹痛や嘔吐や下痢の原因になることがあります。愛犬が食べたくなるまで待ってあげましょう。
4.唸り声を上げたり咬みつくフリをしたりする
犬が不機嫌になると、唸り声を上げたり咬みつくフリをしたりすることがあります。
「構わないで!」「触らないで!」と言っているのでしょう。自分のことを威嚇してくる愛犬の姿に飼い主も思わずビクッとしてしまうかもしれませんね。
不満やストレスを発散させたくて、飼い主に反抗的な態度や行動を見せているのではないか、ということも考えられると思います。
何がこんなにも愛犬を不機嫌にさせてしまったのか。飼い主にも分からないことがあるかもしれませんが、温かく大きな心で受け止めてあげられると、愛犬の機嫌もすぐに良くなるのではないでしょうか。
「何で唸るの!?何で咬もうとするの!?」と叱ることだけはしないであげてほしいです。
まとめ
犬が不機嫌になるとみせる仕草や行動を4つ解説しました。
寝たふりをする そっと部屋を出て行く ごはんを食べなくなる 唸り声を上げたり咬みつくフリをしたりする不機嫌なとき、どんな仕草や行動をするのかは、犬の性格が大きく反映されているなと感じます。
「今は機嫌が悪いんだから放っておいてよ!」と、唸り声を上げたり咬みつくフリをしたり、分かりやすすぎる仕草や行動を見せる犬もいます。ただただ静かに寝たふりをする犬もいます。
あなたの愛犬は、不機嫌になると、どんな仕草や行動で表現するでしょうか。