すっきりとした暮らしをしたいと思いながらも、まず「捨てる」ことにためらいを感じてしまう人もいるのではないでしょうか? 自分もそんなひとりだと話すのは、ミニマリストを目指して様々な片づけ方・捨て方を模索中のESSEフレンズエディターおがわりさん。その経験を語ります。

ものを減らしたい!だけど、基準が難しい…

今回は、私がものを捨てることに成功した2つのポイントについてお話しします。

片づけのスタートはものを減らすことから。そんな言葉をよく聞きませんか? 片づけに関する本やSNSなど見ていると、“捨てていいもの”の基準をよく見かけます。使っていないものや、ときめかないもの…など、そのような基準を参考にして、私も捨てるものの割り出しを試みたことも。

でも、私はもともと捨てることに抵抗がある性分。ましてや他人の基準で、ゴミでないものを捨てることが、できませんでした。とはいえ、自分基準がはっきりしているものなんて、よく考えるとほとんんどありません。家の中は、なんとなく買ったものであふれているのですから(笑)。

1:「好き」にフォーカスすると自分基準がわかりやすい

しかし、自分の好きなものや場所に絞ってみるとどうでしょう? 好きやこだわりがつまったものは、いる・いらないの決断をするときも、自分基準が見えやすいように思います。

私の場合は、コスメがその一例。トレンドを重視しながらも年相応なコスメをもちたいというこだわりがあるので、今の自分に合う・合わないという基準で、合わないものは意外とあっさり捨てられます。

メイク用品は無印良品「ナイロンメイクボックス/S」にすべて収めました。3年以内にワンサイズ小さいポーチにするのが目標です。

場所の場合も同じ考え方。キッチンの引き出し上・中2段は使い勝手のよさを維持したいという強い気持ちがあります。ついつい調味料やあき袋など一時置き場したものがたまりがちですが、この引き出しに置いておくことで家事がスムーズになるか・ならないか? という基準をもつことで、ならないものは引き出しからさっさと撤去します。

このように「好き」にフォーカスすると、捨てるのが苦手な私でも、片づけを進めることができました。

2:あえて「疲れているとき」に片づけてみる

では、基準が見つかりそうにないもの・場所の片づけはどうするか? というと、あえてちょっと疲れているときにやるようにしています。

以前は、捨てるのが苦手だからこそ、体調と気候がいい日の明るい時間に片づけに挑んでいました。でも、そんな状況だとものを捨てる気にならないのです。

たとえば、冷蔵庫の片づけ。私は元気なときに、3食セット焼きそば付属の粉末ソースの余り分を見つけると“今度、麺だけ買ってきてこの粉末ソースを使おう!”と前向きに考え、また冷蔵庫の片隅に丁寧に戻してしまいます。でも、疲れていると“どうせ麺だけ買ってくることはない”と現実的な考えになり捨てられるのです。

ちなみは疲れているときに捨てて後悔したものは今までありません! よく考えて捨てるよりはノーストレスなので、いちばんいい方法かも? と思うことも。ものの捨て方に困っているという方は参考にしてみてくださいね。