ベネズエラ、野党ゴンサレス氏の逮捕状発行=司法長官

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Vivian Sequera Mayela Armas

[カラカス 2日 ロイター] - ベネズエラの司法当局は2日、7月に実施された大統領選の野党候補エドムンド・ゴンサレス氏に裁判所が扇動などの容疑で逮捕状を出したと述べた。

サーブ司法長官は「テレグラム」でのメッセージで逮捕状の写真をロイターと共有した。

逮捕状発行はマドゥロ政権が大統領選後の野党弾圧をさらに強めたことを意味する。

検察はテロ事件などを扱う裁判所への書簡をインスタグラムに投稿。それによると、公文書改ざん、法律違反の扇動、共謀、結社などの容疑で逮捕状を請求した。

大統領選を巡っては、選挙当局と最高裁がマドゥロ大統領の勝利を認定しているが、野党が公表した集計ではゴンサレス氏の勝利が示された。

野党は投票箱レベルの集計の8割超の写しをウェブサイトで公表しているが、選挙評議会は投票日夜のサイバー攻撃によって全集計結果の公表ができないとしている。

サーブ長官は野党指導者マリア・コリナ・マチャド氏と野党の投票結果集計サイトに対する刑事捜査も開始している。