マンUの21歳ハンニバル・メイブリ、2部バーンリーへ完全移籍…4年契約を締結

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 バーンリーは28日、マンチェスター・ユナイテッドからチュニジア代表MFハンニバル・メイブリが完全移籍加入することを発表した。

 クラブからの発表によると、ハンニバルはバーンリーと2028年6月30日までの4年契約を締結。移籍金は非公開ではあるものの、イギリスメディア『スカイスポーツ』によると、固定額540万ポンド(約10億円)に変動性のボーナス400万ポンド(約8億円)の最大940万ポンド(約18億円)ほどの見込みだ。契約には、将来の移籍金の50%がマンチェスター・ユナイテッドに支払われる売却条項も含まれており、買い戻し条項も付いているという。

 完全移籍加入に際し、ハンニバルはバーンリーを通してコメントを発表。次のような言葉で意気込んだ。

「とてもワクワクしているよ。ここに来られて嬉しいし、ファン・サポーターのみんなに会うのが待ちきれないね。以前、僕は『ターフ・ムーア』での試合に出場したことがあるが、あの雰囲気は素晴らしかった。今度はバーンリーの選手として戦えるのが楽しみだよ。監督と話した後、このプロジェクトは僕にとって良いものに思えた。成功を掴むため、全力を尽くしたい」

 ハンニバルは2003年10月21日生まれの現在21歳。2019年夏にモナコのユースチームからマンチェスター・ユナイテッドのアカデミーに加入し、2021年5月にトップチームデビューを飾ると、239人目の卒業生としてトップチームへ昇格した。2022−23シーズンはバーミンガムへのレンタル移籍を経験し、シーズン終了後にマンチェスター・ユナイテッドへ復帰。昨季前半戦は公式戦10試合出場1ゴールを記録していたものの、後半戦はセビージャへレンタル移籍。スペインの地では公式戦わずか6試合の出場にとどまり、今夏にマンチェスター・ユナイテッドへ復帰していたが、新たに完全移籍で新天地へ移ることとなった。

 また、2021年6月にはチュニジア代表デビューを飾る。以降は主力として活躍を続け、これまで国際Aマッチ通算27試合出場を記録。FIFAワールドカップカタール2022にも出場した。

 バーンリーは昨季のプレミアリーグを19位で終え、わずか1年でのチャンピオンシップ(イングランド2部リーグ)降格が決定。1年でのプレミアリーグ復帰を目指す今季は、スコット・パーカー新監督の下、チャンピオンシップ開幕から2連勝と好スタートを切ったが、24日に行われた第3節でサンダーランドに0−1で敗れ、今季初黒星を喫していた。なお、ハンニバルはバーンリーにとって今夏8人目の新戦力となる。


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