頑丈デジカメ「WG-8」の顕微鏡モードでミクロの世界を撮影しまくってみた
リコーのデジタルカメラ「WG-8」には「デジタル顕微鏡モード」というモードが搭載されており、「被写体の上にカメラを置く」という直感的な方法で小さな被写体を大きく写すことができます。WG-8に触れる機会を得られたので、屋外撮影に続いて「液晶ディスプレイの画素」「電子機器のチップ」といった小さな被写体を顕微鏡モードで撮影してみました。
WG-8 | 製品 | RICOH IMAGING
WG-8は防水・防じん性能を備えたデジタルカメラで、アウトドアや現場作業などの過酷な環境で活躍します。以下の記事では、実際にWG-8を水辺に持ち出して水中撮影などを試みた結果を確認できます。今回は、WG-8の顕微鏡モードを使っていろいろ撮影してみます。
水中撮影も難なくこなす頑丈デジカメ「WG-8」を川遊びに持ち出していろいろ撮影してきたよレビュー - GIGAZINE
顕微鏡モードを使う前に、WG-8に付属のマクロスタンドを取り付けます。
マクロスタンドはねじ込むだけで装着可能。
続いて、モードを顕微鏡モードに切り替えます。
すると、レンズの周りのリングライトが点灯します。
後は、WG-8をレンズを下向きにした状態で被写体の上に設置し、シャッターボタンを押せばマクロ撮影が可能です。
試しに、一万円札の上にWG-8を置くとこんな感じ。マクロスタンドによって被写体とレンズの距離が1cmに固定されるほか、リングライトによって光源が安定するため簡単に高品質なマクロ撮影が可能というわけです。
実際に顕微鏡モードで撮影した写真が以下。ピントがバシッと合っています。なお、記事中の作例はリサイズ以外の編集は施しておらず、各作例をクリックするとリサイズ前のオリジナル写真を確認できます。
渋沢栄一の顔部分を撮影。
3Dホログラム部分はこんな感じ。ちなみに、3Dホログラムの銀行券への採用は日本の紙幣が世界初らしいです。
七味唐辛子を皿に出して、顕微鏡モードで撮影してみます。
撮影結果はこんな感じ。一般的なデジタルカメラやスマートフォンのマクロモードでは被写体との距離に気を配る必要がありますが、WG-8ならマクロスタンドを装着して被写体の上に置くだけで手軽に撮影できます。
続いて、ASUS製のフルHD液晶ディスプレイを撮影してみます。
顕微鏡モードでズーム倍率を最大にして撮影すると、青・赤・緑の画素を確認できました。
BenQ製の4K液晶ディスプレイも撮影。
ズーム倍率を最大にして撮影した結果が以下。フルHDディスプレイと比べて画素の密度が高いことが分かります。
Raspberry Pi 5も撮影してみます。
ICチップの印字がクッキリと写りました。一般的なデジタルカメラで印字をクッキリ写す際は安定した光源を確保するために簡易スタジオなどが必要になるのですが、WG-8ではマクロスタンドとリングライトによって光源がかなり安定しているため、簡易スタジオを用意する必要なし。これは便利。
セミが玄関先に倒れていたので撮影してみます。
羽根の構造が丸わかり。なお、この写真はセミがつぶれてしまわないように手持ちで距離を調整して撮影しました。
WG-8は高級デジタルカメラと比べると粗い画質ですが、「ぬれた手でも操作可能」「水中でも操作可能」「簡単に高精細なマクロ撮影が可能」「とにかく頑丈」といった特徴を備えているため、用途が合致する人にはかなりオススメできます。
なお、WG-8のブラックモデルは家電量販店などで入手可能で、記事作成時点ではAmazon.co.jpで税込5万8400円で売られています。
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さらに、リコーイメージングストアなどの公式ECショップやPENTAXクラブハウス限定でグリーンモデルが販売されています。リコーイメージングストアはAmazon.co.jpにも出品しており、記事作成時点ではグリーンモデルを税込5万9850円で入手可能です。
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