テレビ番組をほとんど視聴しないわが家。毎月のNHKの料金を節約するためにも「チューナーレステレビ」の方がよいのでしょうか?
チューナーレステレビとは
チューナーレステレビとはチューナーが装備されておらず、おもにインターネットを通して動画配信サービスを楽しむためのテレビです。チューナーレステレビでは、地上波放送やCS/BSデジタル放送をリアルタイムで視聴できません。
ただし、民放公式テレビ配信サービスを使えば、限られた期間のみ無料で視聴することも可能です。多くのチューナーレステレビには、Android TVやGoogle TVなどのOSが搭載されています。
そのため、アプリをインストールすることも可能で、日常的にYouTubeなどの動画サービスやPrime Video、Netflixなどのサブスクを視聴している方にもおすすめです。NHKの放送を受信できないため、受信料を払わなくて済むメリットもあります。
チューナーレステレビに換えた場合、NHKの受信料はいくら節約できる?
NHKの放送を受信できる通常のテレビやTVチューナー内蔵パソコン、ワンセグ対応端末などを設置している場合、NHKの受信料を支払う必要があります。NHKの受信料にいくらかかるのか、地上契約のみの場合を見ていきましょう。
表1
出典:日本放送協会 NHK受信料の窓口「放送受信料のご案内」を基に筆者作成
2ヶ月払いを選んだ場合にかかる受信料は、1年間に2200円を6回支払うため年間1万3200円が必要です。6ヶ月払いだと1年に2回支払うため、年間1万2618円を支払うことになります。
そのため、チューナーレステレビに換えた場合、年間1万2276円~1万3200円の節約をすることが可能です。さらに、NHKの衛星契約(地上+衛星)をしている場合はチューナーレステレビに換えれば、最大で年間2万3400円を節約できます。
ただし、沖縄県の場合は受信料が異なるため、詳しくはNHKの公式サイトを確認してみてください。
サブスクを追加すると料金がかかる
チューナーレステレビに変更すればNHKの受信料は節約できますが、サブスクを追加契約すると月額約600円~の費用がかかります。
サブスクによっては月額2000円程度かかる場合もあるため、NHKの受信料を節約するためにチューナーレステレビに変更した方は、よく検討して選びましょう。月額600円程度の場合は、年間にすると7200円、月額2000円程度だと年間2万4000円の費用がかかります。
ただし、通常のテレビを使用しているときからサブスクも視聴していた方にとっては、NHKの受信料を支払わなくてよいため年間1万円以上の節約になるでしょう。
テレビ番組をほとんど視聴しないならチューナーレステレビの方がお得になるケースもある
チューナーレステレビは、NHKの受信料を支払う必要がないため、地上契約をしている方は年間1万円以上、衛星契約をしていると年間2万円以上の節約になるでしょう。
チューナーレステレビに変更した場合、テレビ番組をリアルタイムで視聴できなくなりますが、一定期間のみ無料で視聴する方法もあります。サブスクを利用する場合は、契約し過ぎるとNHKの受信料より高くなるおそれもあるため注意が必要です。
普段からテレビ番組を見ない方でテレビの買い換えの予定がある方は、この機会にインターネットを利用して視聴できるチューナーレステレビを検討してみるのもよいでしょう。
出典
日本放送協会 NHK受信料の窓口 放送受信料のご案内
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー