社会人500人が「上司が怖い」と感じるとき…「ミスを追及」「イライラを隠さない」を超えた圧倒的1位は?
R&G(さいたま市)が、社会人を対象とした「怖い上司」に関する意識調査を実施。その結果を発表しました。
「朝、上司の顔を見て…」
調査は2024年5月31日から6月9日、社会人を対象にインターネットリサーチで実施。計500人(男性197人、女性303人)から有効回答を得たものです。なお、回答者の年代は、10代0.2%、20代22.0%、30代39.8%、40代26.6%、50代以上11.4%となっています。
「上司が怖いと感じるとき」(複数回答)の3位となったのは「ミスを追及される」(84人)。ミスや失敗をしてしまい、上司から注意を受けることはよくあるものですが、「理路整然と責められる(20代女性)」「理詰めでミスを追及されるとき(40代男性)」「冷静な顔をして理論的に問い詰められるときが怖いです(50代以上男性)」など、正論を突きつけて追い詰められると恐怖を覚える人も多いようです。思考が停止してしまい、謝ることしかできなくなってしまう人もいるかもしれません。
2位には「イライラを隠さない」(99人)がランクイン。「イライラしているとき。上司が貧乏ゆすりをしていたりため息をついたりしていると、『自分が原因だったら…』と怖く感じます(30代女性)」「朝、上司の顔を見て『明らかに機嫌が悪い』と感じたとき。何かと粗探ししてくるので怖いと感じる。朝から不愛想で、言葉が荒くなるので分かりやすい(40代女性)」「書類を投げられたとき(50代以上男性)」といったリアルな体験談が寄せられる結果に。イライラの原因は仕事関連のこともあれば、プライベートなこともあるでしょうが、プライベートのイライラを職場に持ち込まれると、イライラの原因やタイミングが分からず、怖さが増しそうです。
そして、圧倒的1位となったのは「口調・話し方が怖い」(130人)でした。「大きな声で誰かに怒っているとき(20代女性)」「忙しいとイライラして、言い方が怖くなる(30代女性)」「言ってはいけない言葉を使うなど、言葉の選別ができない上司(40代男性)」などのコメントが集まりました。急に大きな怒鳴り声が聞こえるとビクッとしますし、繊細な人なら自分が叱責されているように感じて苦しくなる可能性もあります。失敗を防ぐために上司からアドバイスをもらいたいときも、なかなか声をかけられなくなってしまうかもしれません。
調査結果を受けて、同社は「『毎日のように怒鳴る』『いつもイライラしている』といった上司が職場にいると、恐怖を感じ、心が休まりません。反対に冷たくされるのもつらいですね」「『上司の言動が度を越している』『ハラスメントにあたる』と感じた場合は、社内の担当部署などに相談しましょう。社内での対応が難しい場合には、転職も視野に入ってきます」とコメントを寄せています。あなたが「上司が怖い」と感じるのは、どんなときですか?