真夏の挙式、やっぱり大変…?

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 年賀状印刷サービスなどを提供するフタバ(名古屋市昭和区)が、「真夏の挙式」に関する調査を実施。その結果を発表しました。

「絶対に食中毒を出さないように依頼した」

 調査は2024年6月14日から同月24日、真夏(7〜8月)に挙式をした人を対象に、インターネットリサーチで実施。159人から有効回答を得ています。

 全回答者に「真夏に挙式してよかったと思うか」について聞いたところ、「はい」と答えた人が79.9%に上り、全体の8割近くを占めました。「夏の挙式は暑くて大変」というイメージを持たれがちですが、実際は異なるようです。

「はい」と答えた人のコメントでは、「仕事の休みが取りやすく、参列者も休みが取りやすい人が多かった(30代女性)」「天気の心配をしなくてよかった(30代女性)」「身軽な格好で来てもらえるから(40代女性)」といった声が。他にも「花火が上げられる」「ハイシーズンに比べ料金が安くなる」などの理由が寄せられたということです。

「挙式をした時期」についても聞くと、最も多かったのは「7月上旬」(49人)で、全体の約3割を占める結果に。次いで「7月中旬」(30人)、「7月下旬」(28人)、「8月上旬」(27人)と僅差で続いています。

 一方で「夏の挙式で最も大変だったこと」についてのコメントでは、「暑くてメイクが崩れないか心配だった(20代女性)」「真夏・和装での式だったため、めちゃくちゃ暑かった(30代男性)」「招待客に不快な思いを与えないように、空調調節をちゃんとしてもらえるように会場に依頼した。食事も腐敗しやすいので、絶対に食中毒を出さないように依頼した(50代女性)」「遠方から参列していただいた方々の中に数名ほど、高い気温で体調を崩してしまい、式場に到着するなり簡易の医務室のような場所で応急手当てを受けることになり大変でした(40代男性)」といったリアルな体験談が。夏の挙式では、主役となる新郎・新婦のメイクや衣装の心配だけでなく、ゲストへの配慮も欠かせないことがうかがえます。

 夏の挙式を経験した人からのアドバイスとしては、「無理なく体調に気を付けて行った方がよい(20代女性)」「ゲストが外で長時間いるのは男女ともにしんどいので、外のイベントは少なめに、お手洗いには汗拭きシートを準備してあげると喜ばれるかも(20代女性)」「キラキラ光を浴びてドレスが映えるのでおすすめです(30代女性)」「夏ならではのイベントを考えたりすると楽しいですよ!(30代女性)」「最近の夏は本当に暑いから、本人もお客様のことも考えてやめた方がいいかもしれない(50代女性)」などのコメントが寄せられました。

 また、主催者としてではなく「ゲスト」としても真夏の挙式に参加した経験のある人に、その際の印象について聞いてみると、「日差しが暑くて、ドレスのストッキングがしんどかった(20代女性)」「暑くて暑くて、早く披露宴会場に入らせてくれと思ってしまっていた。自分の式よりも参列する際の方が、体感でいうと暑くて倒れそうだった(20代女性)」「自分が挙式のときはずっと会場に入り浸ることになるので、暑いのも分かりませんでしたが、参列する側は移動するのが暑いのなんの。会場に着くまでに化粧が落ちるし汗だくだし。でも私の友達は教員ばかりで、夏休みに挙式するため真夏に参列してました(40代女性)」といった“大変だった”エピソードが続々と集まる結果に。

 一方で、「晴れのガーデン挙式がすてきだった(30代女性)」「半袖のドレスを用意するだけでその他は必要なかったので、費用を抑えられてよかったです(20代女性)」など、肯定的な意見も上がっていたとのこと。ゲストへの配慮が十分であれば、真夏の挙式もよい思い出として残せる可能性が高そうです。

 調査結果を受けて、同社は「『夏が好き』『天気がよく、ドレスが映える』『2人の記念日に合わせて』などを理由に、積極的に夏の挙式を選んだという方もいました。真夏の挙式でも、自分たちが優先したいことがかなうのであれば、高い満足度につながると考えられます」「真夏に挙式をする上でのアドバイスとしては、熱中症対策を十分に行い、夏らしさを取り入れた内容にするとよいでしょう。また、参列者にも配慮し、みんなの思い出に残るような挙式にしたいですね」とコメントを寄せています。あなたは、真夏の時期の挙式に参加したことがありますか?