アトレティコ、欧州王者の“鉄人”ソシエダCBル・ノルマンの加入合意を正式発表!

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 アトレティコ・マドリードは27日、レアル・ソシエダとDFロビン・ル・ノルマンを完全移籍で獲得することで合意したと発表した。なお、同選手はスペイン代表としてEURO2024の優勝に貢献したあと、現在休暇を取っており、休暇から戻り次第、数日中に正式契約を結ぶ予定とされている。

 欧州王者の“鉄人”が、今夏1人目の新戦力として『シビタス・メトロポリターノ』に到着する。フランス北西部ブルターニュ地方出身で、同地方のクラブであるスタッド・ブレストの下部組織に入団。2015−16シーズンにトップチームデビューを果たした後、2016年夏にレアル・ソシエダに加入した。最初の2シーズンは、イマルノ・アルグアシル監督が率いたBチームで過ごすと、2018−19シーズンにトップチームに昇格。1年目は公式戦7試合でプレーした。

 迎えた2年目は、正式にトップチームの監督に就任したアルグアシル氏の下、公式戦39試合に出場と大ブレイク。タイトな守備、カバーリング範囲、ビルドアップ能力…。荒削りな才能は場数を踏むことで、徐々に洗練されていき、不動の地位を確立するまでに至った。在籍6年間でクラブ公式戦通算221試合に出場し6得点6アシストを記録。33年ぶりとなったコパ・デル・レイ(国王杯)優勝に加え、3度のヨーロッパリーグ出場、1度のチャンピオンリーグ出場にも貢献。まさしく、“チュリウルディン”の功労者だ。

 先に行われたEURO2024でも、最終ラインの主力として6試合でプレー。昨年6月にフランス代表からスペイン代表へと鞍替えした後、即定位置を掴んだル・ノルマンは、わずか1年でUEFAネーションズリーグとEUROのタイトルをラ・ロハにもたらしている。屈強な相手FWさえもゆうに抑え込める“鉄人”は、アトレティコ・マドリードでも優勝請負人となるのだろうか。