ソシエダで成長を続けてきた久保 photo/Getty Images

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リヴァプールは32歳を迎えているFWモハメド・サラーの後継者問題をどうするのか。ここ最近はレアル・ソシエダに所属する日本代表MF久保建英をプッシュする声が増えており、話題に挙がる機会が増えてきた印象だ。

久保のスタイルはサラーと全く同じというわけではないが、データサイト『WhoScored』はアルネ・スロット率いるリヴァプールに合う右ウイングになるのではないかと久保の獲得案を評価している。

右サイドから仕掛けるドリブル、ソシエダで磨きをかけてきたカットインからのシュートなど攻撃面はもちろんだが、同サイトがオススメする理由の1つが守備面の貢献度だ。ここがスロットの好みに合うのではないかと見られている。

「久保は4-2-3-1を好むアルネ・スロットのスタイルに合わせるために、少しばかり調整する必要があるかもしれない。とはいえ、レアル・ソシエダで使用されてきた4-3-3とそこまで違わない。何よりスロットにとって魅力的なのは、久保が見せるボールのないところでのハードワークだ。昨季の久保はファイナルサードで21回のボール奪取を記録している。彼は危険なエリアでボールを奪い、素早く守備から攻撃に転じる上で重要な役割を果たすだろう」

「リヴァプールが新時代を迎えるにあたり、久保の獲得はスロットの選択肢を増やすことになる。クラブが次の章へ歩みを進めるうえで助けとなるだろう」

現段階ではサラーの方が得点力で上をいくが、久保はまだまだ若い選手だ。リヴァプールのようなビッグクラブでプレイすることで得点力がアップしていく可能性も十分に考えられる。チャンスメイクの部分は文句なしで、リヴァプールにとって悪い補強ではないか。