サンチョは今夏再び移籍か photo/Getty Images

写真拡大

マンチェスター・ユナイテッドはジェイドン・サンチョの移籍金を設定したようだ。

昨シーズン、ユナイテッドの指揮官エリック・テン・ハーグ監督と衝突し、トップチームでの練習を禁じられるなど今後のキャリアに暗雲が立ちこめたサンチョ。チームに居場所を失った24歳は冬の移籍市場で古巣であるドルトムントへ半年間の期限付き移籍を果たした。

ドルトムントではCL決勝進出に貢献するなど、脚光を浴びたサンチョは今夏の去就が注目されており、テン・ハーグ監督続投である限りユナイテッドに復帰することはないと考えられていた。しかし、今夏ユナイテッドに戻ったサンチョは同監督と前向きな話し合いを行い、過去の問題は解決したと報じられた。

今シーズンはユナイテッドの選手としての活躍が期待されたサンチョは、現地時間の19日に行われたレンジャーズとの親善試合に出場し、存在感を発揮。指揮官もサンチョを称賛しており、再びユナイテッドでのプレイが見られると思われていた。

しかし、仏『L'Équipe』や仏『Foot Mercato』が、パリ・サンジェルマン(PSG)がサンチョ獲得に興味を持っており、すでに個人合意に至ったということを報じたことで大きな話題に。ユナイテッド復帰から一転、今夏の移籍の可能性が浮上したのだ。

そんななか、『Mirror』によると、PSGからの関心を受けて、ユナイテッドはサンチョの移籍金を4000万ポンド(約80億円)に設定したようだ。PSGがこの金額を払う場合に限り、サンチョの退団を容認する姿勢だという。ユナイテッドは2021年夏に7300万ポンドでサンチョを獲得しており、その半分を回収したいと考えているとのこと。

サンチョ自身はPSG移籍に前向きのようだが、今夏の去就はどのような結末を迎えるだろうか。