[7.24 親善試合 鹿島1-5ブライトン 国立]

 満足の行く復帰戦になった。ブライトンが行う日本ツアーの初戦となった鹿島との一戦に先発したFW三笘薫は、前半45分をプレー。前半13分に中央突破からクロスバーをかすめるシュートに繋げると、その後も左サイドから観衆を沸かせるプレーを連発した。

 ブライトンは先発した三笘らフィールドプレーヤー10人を前半でごっそりと交代。後半は若手主体のメンバーで戦ったが、4得点を決めるなど、前半以上のパフォーマンスを披露して圧倒した。三笘も「自分たちのやりたいサッカーがある程度できたかなと思います」と納得の表情をみせた。

「ヨーロッパで試合とするのと負荷が違う。この暑さの中で動けることは分かった。悪くはない試合だった。まだまだコンディションを上げて行ければと思います」

 昨季は怪我に苦しんだ三笘。今年1月に日本代表で戦ったアジアカップも不完全燃焼で終わると、チームに復帰して数試合で腰を痛めた影響で完全離脱。シーズンを棒に振るリハビリに入った。

 ただリハビリを計画的に行ったこともあり、パワーアップできた様子。「全然問題なくできた。そこ(腰)に対する違和感もなくできている」と話すと、「ここからはシーズンを戦っていける、90分戦っていける力をつけていかないといけないのかなと思います」と次なる段階を見据えていた。