日本サッカー協会(JFA)は18日に理事会を開催し、元日本代表監督のアルベルト・ザッケローニ氏を日本サッカー殿堂に特別選考として掲額することを決定した。

 ザッケローニ監督は2010年に日本代表の監督に就任し、翌年のアジアカップ優勝を導いた。グループリーグ敗退となった14年のブラジルワールドカップをもって退任した。

 JFAは「約4年間の在任中に、SAMURAI BLUE(日本代表)を南米や欧州の強豪国と渡り合えるまでに成長させ、世界大会で上位を狙えるステージへと押し上げた」と評価。国際親善試合でアルゼンチン代表に勝利したことなどを挙げ、「その手腕は、日本サッカーの実力を飛躍的に向上させた」と伝えている。

 なお、JFAは投票選考として原博実氏、森下申一氏、柱谷幸一氏、都並敏史氏、松永成立氏、柱谷哲二氏の殿堂入りについても殿堂・表彰委員会が投票を行ったことを報告した。ただそれぞれ殿堂掲額対象となる75%以上の得票とはならず、今年度の投票選考による掲額者は該当者なしとなっている。