トヨタ新型「“巨大”ハイラックス」世界初公開へ! タフデザインの“2階建て”仕様!? 「車中泊」もできる「アストラーレGX4」発表

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全長約5.6m×全高約2.9mのド迫力ボディがカッコイイ!

 2024年7月16日、キャンピングカーの製造・販売を手がけるバンテック(埼玉県所沢市)は新型キャンピングカー「ASTRARE(アストラーレ) GX4」のティザー画像を先行発表しました。
 
 実車は、7月20日から7月21日まで東京ビッグサイト(江東区有明)開催の「東京キャンピングカーショー2024」で初公開されます。

屋根上に「寝室」!? ド迫力ボディの新型キャンピングカー「ASTRARE(アストラーレ) GX4」が気になる!

 キャンピングカー大手であるバンテックのラインナップは、キャブコンタイプ(トラックの荷台に架装するタイプ)を主力としていますが、多くはキャブオーバー型トラック用シャシを用いたキャンピングカー専用モデルのトヨタ「カムロード」をベースとしています。

【画像】めちゃカッコいい! トヨタ新型「“車中泊”ハイラックス」を画像で見る(30枚以上)

 今回発表される新型アストラーレ GX4はこれまでのラインナップとは異なり、ピックアップトラック「ハイラックス」をベースに開発されました。

 ハイラックスは1968年に誕生以来55年以上にわたって製造を続け、世界各国で広く販売されています。

 日本市場では2004年に一度販売を終了していましたが、2017年からタイで製造される現行型(8代目)の導入を再開しています。

 搭載エンジンは最高出力150ps、最大トルク400Nmを発揮する2.4リッター直列4気筒ディーゼルターボで、6速ATと組み合わされ、駆動方式はパートタイム式4WDのみの設定です。

 ASTRARE(アストラーレ)シリーズとしてラインナップされる新型アストラーレ GX4は、そんなハイラックスをベースとしたキャブコン式キャンピングカーに仕立てました。

 車名の“GX4”は「Grand Explorer 4×4」の略で、バンテックによると「世界の様々なフィールドを制覇するクロスカントリーキャンパーというコンセプトで開発した」と説明します。

 ボディサイズは、全長5640mm×全幅2100mm×全高2890mm。ベース車のハイラックス(Zグレード)は全長5340mm×全幅1855mm×全高1800mmで、新型アストラーレ GX4がかなり大柄な車体を持つことがわかります。

 ティザー画像は、新型アストラーレ GX4のフォルムをシルエットで表現したもので、ディテールなどのデザインは不明ですが、ハイラックスの荷台部から室内上部にかけて大きなキャビンをかぶせた状態になっていることが確認できます。

 さまざまなフィールドを踏破する堂々たる風格を体現した力強く堅牢なエクステリアデザインとするいっぽう、ボディの造形を走行時の空力性能に優れた形状にしたことで、ボディ表面に触れる風を剥離させ、強風の影響を軽減する効果を生み出しているといいます。

 また新型アストラーレ GX4のエクステリアは、専用開発された3つのレイアウトに変形可能で、運転時、車内でのリラックスタイム、就寝時とあらゆるシーンにおいて「快適で安全」を実現する機能を備えているとバンテックでは説明します。

 なお新型アストラーレ GX4の乗車定員は4人、就寝定員は3+2人と発表されました。

 詳しい室内レイアウトなどについても明かされていませんが、「変形」できるとしていることから、就寝スペースなどの空間がキャビン上部に拡大することが予想されます。

 前述の通り、実車は東京キャンピングカーショー2024会場で7月20日に初公開される予定です。