「冷感敷パッド」が毛玉だらけになる問題。身近なグッズでツルツルに再生、少しでも長く使うテク
昨年購入したばかりの冷感敷きパッドが毛玉だらけになってしまった…といった経験をもっている方もいらっしゃるんではないでしょうか。元小学校家庭科教諭で、家事に関する著作もあるブロガー・よしママさんがたどり着いた、簡単な方法でツルツルに復活する方法を紹介します。
毛玉だらけの冷感敷きパッドをツルツルにするには…?
夏に欠かせない触り心地がひんやりする「接触冷感タイプの敷きパッド」を購入したけれど、シーズンが終わる前に毛玉だらけになってしまったという経験はありませんか。繊維同士の摩擦や絡まりで毛玉が大量にできやすいものもあるようです。
今回は、諦めかけていたシーツの毛玉を取り除き、ツルツルに戻すことができたのでレポート。悩んでいる方も多いはずです。ぜひ参考にしてみてください。
「毛玉」のできやすい場所
毛玉のできやすい場所は、なんと言っても摩擦の多いところ。人の寝る場所中心に、毛玉はできやすいです。枕元から上の方はあまりできずに、枕元から足元にかけて毛玉ができていました。
とくにわが家は、足元がいちばん毛玉が広範囲に多くあるように感じました。毛玉自体はガンコにこびりついていて、セーターの毛玉のようにつまむだけでは簡単には取れません。
よみがえらせる方法を試行錯誤…
まず使ってみたのは、コロコロ転がす粘着クリーナーや毛玉取りブラシ。しかし、まったく歯が立たず毛玉は取れませんでした。食器用スポンジの固い部分でこするのは繊維が引っかかるのが無理で断念。
つぎはハサミ。取れないことはないけれど1つずつ引っ張ってカットするのは気が遠くなる作業でした。毛玉が小さいので眉用ハサミなどがいいですが、毛玉が大量にある場合は大変なのでおすすめしません。
そしてたどり着いた“蘇生術”
最後にトライしたのは毛玉取りつきミニ掃除機の「Vaccumi(バキューミ)」。価格は販売店にもよりますが、3300円前後です。
卓上クリーナーとして売られていますが、パーツをかえて電動の毛玉クリーナーにすることができます。冬しか使ったことがなかったのですが、取り出して使ってみました。
シーツの上を滑らせてみると、みるみる毛玉がカットされていきます。同じ方向からだけではなく、縦方向、横方向からと滑らせるとしっかり取ることに成功。敷きパッドの表面はポコポコ凹凸があるので、その凹凸を少しのばしながら滑らせるのがコツです。
とくに毛玉の多いところは、何度も往復させると取れました。糸のほつれのある場所は避けて、クリーナーを滑らせていきます。強く押しながらクリーナーを走らせると、繊維を傷める可能性があるので、気をつけてください。優しく撫でるようにかけるのがコツです。
充電式なので、途中充電がきれてしまうので充電しながら進めました。これくらいのゴミが2回出て終了です。
充電の時間を抜いて、約15分くらいで、ザラザラしていた触り心地がツルツルに。
実際に寝てみるとザラザラした感触がほぼなくなり、8割くらいの毛玉が取れたと思います。もう少しきれいにしたい場合は時間をかけてください。
メンテナンスをして長く使い、エコに暮らす
冷感敷パッドはネットに入れて弱水流で洗濯しても、毛玉ができやすいものがあります。毛玉ができても毛玉クリーナーでとれば、キレイに蘇るので買い替える前にぜひ試してほしいワザです。毛玉取りをすれば買い替えのタイミングを遅らせることができてエコですよね。
熱帯夜を乗り越えるには、欠かせない冷感敷パッド。毛玉をとることで繊維が減ってしまい、冷感効果は多少落ちてしまうかもしれません。けれど、肌触りがうんとよくなり寝心地もよくなり、家族も喜んでくれました。もうワンシーズンは優に超えられそうです。
敷きパッドといっても冷感タイプは少し値段が張ります。家族分をすぐに買い替えるのはエコではないので、ぜひ家にある毛玉クリーナーを活用してまずは毛玉取りに挑戦してみてください。