現代のDFとはレベルが違うタックル技術? 現役時代のマルディーニの姿にファンからは「サッカー界に本物のDFがいた時代」
今月26日、ミランの象徴として活躍したイタリアのレジェンドDFパオロ・マルディーニ氏が56歳の誕生日を迎えた。
それを記念して『チャンピオンズリーグ公式』はXで現役時代のマルディーニ氏のプレイを振り返っているのだが、やはり守備技術は圧巻だ。ボールを絡め取るように伸びる足、的確にボールを捉えるタックルなど、ボールを奪う技術が高い。
この映像にSNS上では、現代のDFに不足している技術との声がサッカーファンより挙がっている。
「FWに『ドリブルで抜かれていない』とかいう指標は全くもって無意味だ。今のDFはこの役に立たないスタッツにこだわってタックルを避けている」
「ボールの扱いが上手いCB、ドリブルで抜かれていないDFとかではなく、DFはこの時代に戻ろう」
『ドリブルで抜かれていない』との指標は、ここ最近使われるデータの1つだ。SNS上ではリヴァプールDFフィルジル・ファン・ダイクが対照的なDFとして挙げられているが、ファン・ダイクはあまりタックルを仕掛けない。ドリブルを仕掛けてくるFWとの距離を保ちつつ、突破されないことに重点を置きながら相手FWをサイドへと追い込んでいくようなディフェンスを取ることが多い。
それも重要な能力であり、ファン・ダイクが現代最強クラスのセンターバックであることは間違いない。しかし昔のイタリアにはマルディーニ氏だけでなく、ファビオ・カンナバーロ氏やアレッサンドロ・ネスタ氏など、ギリギリのところでボールを奪うタックルの名手がいた。そのスタイルの方が情熱的で好きと考えるサッカーファンもいるようだ。
Paolo Maldini: Up there with the best there ever was #UCL pic.twitter.com/eMdmMq3CLs
— UEFA Champions League (@ChampionsLeague) June 26, 2024