ピアニスト・及川浩治が厳選した「オール・ショパン」リサイタルが開催
2024年10月6日(日)東京・サントリーホールにて、ピアニスト及川浩治による『オール・ショパン ピアノ・リサイタル ~エチュード、スケルツォ、バラード~』が開催される。10月20日(日)には大阪ザ・シンフォニーホールでも同プログラムの公演が予定されている。
1999年ショパン没後150年に及川浩治が企画した「ショパンの旅」は、各地で大評判となり全国で3万5千人以上の動員を記録し、及川浩治を不動の人気ピアニストへの押し上げた伝説の公演となった。以来、日本を代表する"ショパン弾き"として高い評価を得ている及川だが、今回のリサイタルは、ショパンのピアニズムを網羅した、まさに「いいとこ取り」のプログラムを届ける。
及川浩治(C)Yuji Hori
前半は、ショパンのエチュード作品10と25から及川浩治が12曲をセレクトした“及川版12のエチュード”を演奏する。「別れの曲」「革命」「木枯らし」など人気曲をはじめ、ショパンの技巧、美しい旋律、感情豊かな表現を存分に味わうことのできる、及川ならでは唯一無二の選曲。後半もショパンの代表曲が並ぶ。若きショパンの才能が凝縮された<バラード第1番>は美しく壮大な旋律とドラマティックな展開が魅力です。<スケルツォ第2番>は情熱的なパッセージと繊細なメロディが交錯するのが特徴的。ダイナミズムと繊細さを併せ持つ及川浩治の本領発揮の1曲です。<スケルツォ第3番>はショパン作品の中でも最も技巧的な曲のひとつだそして最後は<バラード第4番>。4つのバラードの中でも最も壮大かつ情感に溢れ、このリサイタルを締めくくるに相応しい名曲中の名曲だ。美しくも深遠なショパンの世界を楽しみたい。
及川浩治からのメッセージ
及川浩治(C)Ayumu Gombi
今回のオール・ショパン・プログラムはショパンのピアニズムを網羅した初期から晩年までの作品集です。代表作であるエチュード、バラード、スケルツォから、まさに「いいとこ取り」の選曲をいたしました。
ぜひ皆様にショパンの世界をたっぷりと味わっていただきたいと思います。
及川浩治