これぞ町パンのサンドイッチ!がっつり食べてお腹も心も大満足〜コッペ・バーガータイプ〜
パン屋さんで忘れちゃいけないのが、サンドイッチ。サクッと手軽にお腹を満たすにはピッタリのメニューでしょう。ここでは、町のパン屋さんでよく見かけるコッペ・バーガータイプをご紹介。町のパン屋さんでよく見かけるこのタイプ。パンにたっぷり挟まった具材と共にかぶりつきたい珠玉の4品をご覧あれ!
[1]『パン・ムラカミ』「パスタサラダ」220円 @勝どき
サラダにシナモン!素朴なコッペに夫婦のアイデアが宿る
ご夫婦で営む小さなお店だ。対面式で、ショーケースに並ぶサンドやバーガーの惣菜パンから選ぶと、奥様がそろばんをパチパチッと弾く。叔母にそろばんができるからと誘われて店に立ち、50年。ご主人とアイデアを出し合って挟む具材を考案している。ほぼすべて手作りだ。中でも「パスタサラダ」が秀逸。軽やかなマヨネーズに、シナモンが効いていて妙にハマる。「ハムやさい」や「ヒレカツサンド」の手のひらサイズのサンドも旨し。
【コレもおすすめ!】ハムやさい 220円
[住所]東京都中央区勝どき1-7-1 勝どきサンスクエア1階
[電話]03-3533-7991
[営業時間]7時〜18時 ※売り切れ次第終了
[休日]土・日・祝
[交通]都営大江戸線勝どき駅A1出口から徒歩すぐ
[2]『メイユール』「ハンバーグロール」280円 @新富町
家庭の味がほっと落ち着く鶏×豚のジューシーハンバーグ
古くは商店が多く建ち並んだ中央区湊。明治36年に洋菓子店として始まり、現在は手作りお弁当とサンドイッチの店として愛される。ここでは「ハンバーグロール」をぜひ食べてほしい。ドドンとふたつ挟まれたボリューミーなハンバーグがシンプルに旨い!ふわっと柔らかいのにジューシーな食感は、鶏と豚の挽き肉を合わせているから。
粗めの玉ねぎ、ハンバーグの下に敷かれたシャキッとキャベツの食感も小気味いい。なんだかほっとする味だなと思っていたら、ハンバーグは店主一家の秘伝レシピなんだそう。おいしさの秘密はケチャップソースにも仕込まれているとか……。ぜひ実食して確かめるべし。
【コレもおすすめ!】ヒレカツサンド 650円
[住所]東京都中央区湊2-9-3
[電話]03-3551-5913
[営業時間]8時〜14時
[休日]土・日・祝
[交通]地下鉄有楽町線新富町駅7番出口から徒歩7分
[3]『サンモリッツ』「タマゴロール」290円 @麻布十番
移り変わる町の姿を見守ってきた老舗の変わらない味
「うちは洒落たパンもないし、普通の味しかないのよ〜」と店のお母さんは謙遜するが、その素朴なおいしさが愛おしいんです。ブラウンの焼き色もきれいな「タマゴロール」は定番人気。かぶりつけばパンの芳ばしい香りがほわんと鼻に届き、クリーミーな卵の旨みが口いっぱいに広がる。
ペッパーの風味も絶妙に効いていて、存在感ある白身の食感も楽しい。聞けば創業は昭和24(1949)年頃だそうで、他にも郷愁を誘う美味がいろいろ。茶葉を混ぜ込んだ生地でクリームを挟んだ「紅茶ケーキ」も昔から変わらない味。ほっ。
【コレもおすすめ!】紅茶ケーキ ダージリン 290円
[住所]東京都港区元麻布3-11-6
[電話]03-3408-6381
[営業時間]6時半〜19時半
[休日]月・木
[交通]都営地下鉄大江戸線ほか麻布十番駅7番出口から徒歩4分
[4]『ナカヤ』「いも豚のカツバーガー」378円 @南砂町
素材に妥協しないこだわり尽くした新旧の絶品パンが100種類以上
1933年の創業以来大切にしているのは、「自分が食べて納得できるものを妥協なしで提供する」こと。カツサンドに使ういも豚を手切りしているのは、メニューの提案者である2代目女将・光子さん。自家製パン粉を付けて揚げられた内モモ肉は、きめ細かな身質が楽しめる。
北海道産小麦粉「春よ恋」を使い、香ばしく焼き上げられたバンズと、ソース&キャベツとのバランスが絶妙だ。また、週末は600個以上売れるあんぱんの名店でもある。北海道十勝産の小豆を使い後味すっきりのあんは、現在も2代目の隆さんが丁寧に炊く。メインで切り盛りするのは3代目夫妻。伝統の味を継承しつつ、新たなパンも生み出している。
【コレもおすすめ!】あんぱん 280円
[住所]東京都江東区東砂6-20-8
[電話]03-3644-3573
[営業時間]7時〜18時半 ※日・祝は〜18時
[休日]水・火不定休
[交通]地下鉄東西線南砂町駅2a出口から徒歩20分
撮影/小島昇、取材/市村幸妙(ナカヤ)、肥田木奈々(サンモリッツ)、藤沢緑彩(メイユール)、編集部(パン・ムラカミ)
※2024年6月号発売時点の情報です。
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