23年ぶり復活!? ホンダ新型「プレリュード」に絶えぬ反響! 美麗すぎる「スペシャリティクーペ」どんなモデルになるのか

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ホンダ新型「プレリュード」に絶えぬ反響

 2023年に行われた「ジャパンモビリティショー」で、ホンダは2ドアクーペ「プレリュード コンセプト」を世界初公開しました。

 ホンダによれば、このプレリュード コンセプトはすでに市販化に向けて開発が進められているとのこと。2024年中にも実現すれば、23年ぶりに「プレリュード」の名称が復活することとなります。

超美麗クーペ! 新型「プレリュードコンセプト」

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 プレリュードは、1978年に販売を開始した2ドアクーペ。スポーティなルックスと走行性能に、快適性や居住性を兼ね備えている「スペシャリティカー」の車種として登場しました。

 特に高い人気を得たのは、バブル真っ盛りの時期に販売された2代目と3代目のプレリュードです。リトラクタブル・ヘッドライトなどを搭載したスポーティな外観や高性能エンジンによる高い走行性能を持つ一方、内装は快適性や居住性を重視しており、カップルからは「デートカー」とも呼ばれ、愛用されました。

 その後、1991年登場の4代目では2.2リッター「VTEC」搭載モデルを設定するなど、本格的なスポーツカー路線へ転向を図ります。

 続いて、1996年11月には5代目にモデルチェンジ。引き続きVTEC搭載モデルを用意する一方、220馬力のハイパフォーマンスモデル「タイプS」も登場するなど、走行性能に磨きをかけました。

 しかし、バブルの崩壊もあって需要は縮小。残念ながら人気は振るわず、2001年にホンダはプレリュードの生産を終了します。

 それから22年経過した2023年。新らたに発表されたのが、プレリュード コンセプトです。

 フロントには大きく開いたロアグリルと鋭く細長い真一文字のライトを配置。リアデザインには歴代のプレリュードをモチーフにしたテールランプやリアエンブレムのフォントを採用しています。

 また、車体はフロントドアからクオーターウインドウにかけては緩やかなフォルムになっていて、いかにもスポーティな印象を受けます。

 詳しい走行性能は明らかになっていませんが、ホンダはこのプレリュード コンセプトについて「本格的な電動化時代へ“操る喜び”を継承する、Honda不変のスポーツマインドを体現するモデルの先駆け」としています。これを鑑みるに、日常においては十分に楽しめる走行性能を持っていると考えられます。

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 バブルの頃には一世を風靡していたプレリュード。その復活ということで、ユーザーからは多くの反応がありました。

 まず、車両を見た人からは「ええやんええやん!」「昔は乗りたかったなぁ」「個人的には乗りたい」などとつぶやく人が多数。

 一方で、よく目にしたのが「プリウスのクーペかな?」「プリウスっぽい」という意見。確かに細く伸びたフロント上部のデザインは、トヨタのハンマーヘッドのような印象を受けます。

 その他には「このSUV時代に2ドアクーペを発売するホンダの心意気よ」「やはりチャレンジ精神が素晴らしい」などと、決して売れ筋とはいえない車両を開発したホンダのスピリットを褒める人もいました。