伊藤かずえの愛車は“3.0LV6”搭載!? クラウン対抗馬の「初代シーマ」は何がスゴい? 完全復活のきっかけは?

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伊藤かずえの愛情に日産が心を動かされ復活した初代シーマ

 最近では、日産「シーマ」と言えば女優の伊藤かずえさんを思い浮かべる人も多いかもしれません。
 
 そんな伊藤かずえさんとシーマは、どのような経緯で現在のイメージが出来たのでしょうか。

伊藤かずえの愛情に日産が心を動かされ復活した初代シーマ

 高級セダンがブームとなっていた1980年代のバブル絶頂期に、日産が開発したのが初代シーマです。

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 ボディサイズは全長4890mm×全幅1770mm×全高1380mmの堂々たる3ナンバーサイズで、ピラーレスのハードトップボディは多くの富裕層から支持されています。

 内装も電動スライドのレザーシートやナビやテレビ機能を備えたマルチビジョンなど、当時の高級セダンのパイオニア的存在でした。

 また、3リッターV型6気筒DOHCターボエンジンはスポーツカー顔負けの255psを発生し、状況にかかわらず交通の流れをリードすることが可能です。

 そんな初代シーマをこよなく愛すことで知られているのが、女優やタレントとして活躍している伊藤かずえさんです。

 芸能界にはクルマ好きな芸能人が数多く存在しますが、伊藤かずえさんは初代シーマを30年以上乗り続け、日産も歓迎するほどの筋金入りです。

 もともとは伊藤かずえさんの2020年10月のX(旧Twitter)にて、愛車シーマの投稿をしたことが発端となっています。

 シーマの1年点検の投稿によって、30年以上大切に所有し続けていることが判明すると瞬く間に拡散され、SNS以外のメディアでもとりあげられるきっかけとなりました。

 その後は、日産でも話題が持ち上がり、2021年には社内で特別チームが結成されて、レストアがおこなわれることに。

 レストアはほぼ、フルレストアに近い内容で細部まで丁寧に補修されました。

 ボディ各部のチェックが終わると、ドアミラー、ウインドウガラス、ドア、シートまでひたすら分解されていきます。

 エンジンを降ろしてオーバーホールをするだけでなく、ボディは塗装ブースで再塗装がおこなわれました。

 また、シートベルトとシートは、当時の色や柄を忠実に再現し、アルミホイールはわざわざ純正と同様のものを作り直すほどの手が混んだものです。

 さらに当時のガラスが電波を受信しにくい仕様だったため、ガラスを交換することでETCやナビの電波もスムーズに受信できるよう、生まれかわりました。

 レストアにかかった期間は半年ほどを要し、その甲斐あって新車並みのクオリティで復活します。

 その後は俳優である中尾明慶さんのYouTubeチャンネル「中尾明慶のきつねさーん」に登場し、シーマを運転する様子がアップされていました。

 その時に伊藤かずえさんは「凄い滑らかな走り。スムーズな気がします」や「エンジン音が全然気にならなくなった」など、とても感動している様子が取り上げられています。

 さらに2023年8月23日はXにて「愛車シーマ 270000km走行!」とツイートし 走行距離が27万kmを超えたことを報告。

 このツイートには「CIMA愛が滲みますね」や「おめでとうございます」「是非300,000km目指していただきたいものです」など、数多くの祝福のコメントで賑わいました。

 その後も愛車シーマに関する情報発信はXのほか、自身のYoutubeチャンネルである「やっちゃえ伊藤かずえ」でも度々、アップされています。

 最近では、2023年5月に「伊藤かずえの愛車・日産シーマの6ヶ月点検」と題し、オイル交換からエアコン洗浄までおこない、最後には撥水コートで締めくくられています。

※ ※ ※

 どんなに素晴らしいクルマでも30年以上の長い期間を乗り続けるのはそれなりに大変なことですが、日産の協力もあって伊藤かずえさんはまだまだ乗り続けられるようです。

 今後は「40年経ちました」や「30万km達成」などの報告コメントを見る機会になりそうです。