4人組ロックバンド「NEE」ボーカル・ギター25歳で死去 「いくらなんでもはやいよ」2週間前のフェスでは元気な姿も......ファン涙
4人組ロックバンド「NEE」のボーカル・ギター、くぅさんが2024年5月12日に死去したと、バンド公式サイトが20日に発表した。25歳だった。
突然の別れに、惜しむ声が相次いでいる。
「蔵馬は最期まで懸命に生きようとしていました」
NEEは17年に結成し、21年にメジャーデビューしたロックバンドだ。くぅさんは、ボーカロイドP「村上蔵馬」としても活動していた。
公式サイトが20日、「NEEのギター/ボーカルくぅが、5月12日に永眠致しました。享年25歳」と訃報を伝えた。死因については明らかにしていない。
サイトでは「村上蔵馬の親族一同」よりのコメントも伝えている。
「蔵馬を見つけ、蔵馬を愛し、蔵馬を応援してくださった全ての皆様、本人に代わり心より感謝申し上げます」とし、ファンへの感謝を明かした。
「小さな頃から音楽が大好きで音楽しかしてこなかった蔵馬が、田舎を飛び出して世界に自分の音を響かせることが出来たのは、何よりも支えてくださったファンの皆様のおかげです。これからも蔵馬の作った音が誰かの背中を押したり、誰かに寄り添っていけることを親族一同願っていますし、そうあれたら蔵馬本人も幸せだと思います」
くぅさんについて「このような形になってしまいましたが、蔵馬は最期まで懸命に生きようとしていました」としている。
「また一緒にバンドやろうね。俺はその日までお前みたいにずっと音楽に没頭する」
訃報に触れ、メンバーらのコメントも発表している。
ギターの夕日さんは、ファンに向け「もうこの4人でのNEEを披露できなくなってしまい本当に申し訳ないです」と謝罪。「永遠のお別れなんて寂しいですね。でもヒーローは俺たちやファンのみんなのこと決して見放さないと思います」とした。
くぅさんに向けては、「広島から1人で来たから友だちいないって言ってたよね。俺もくらましか心で笑い合えて涙を流せる本当の友だちはいなかった」と振り返り、「兄であり親友である俺をここまで不安にさせて一生取れない心の傷を負わせてなんてやつだって思います」と苦しい胸中を明かした。
「また一緒にバンドやろうね。俺はその日までお前みたいにずっと音楽に没頭する」と呼びかけた。
ベースのかほさんは、「くぅはくぅで、最後までくぅで、それは死んでも一生続きます。生きるのも死ぬのも、彼にとっては同じでした。最後までこんなにかっこいいなんて、もう勝てっこないやと思っちゃったよ」とくぅさんの人生を称え、「永遠にかっこいいロックスターだね」とした。
ドラムの大樹さんは、「くぅはどんなときでも、メンバーやファンのみんなのことを考えてくれて、寄り添ってくれて、ライブの時には歌と言葉で支えてくれました」と、くぅさんの姿勢についてつづった。
「正直、未だにどこかにいるんじゃないかってくらい実感が湧かない状態ですが、俺とバンドしてくれてありがとう! 7年間本当に楽しかった! 天国でゆっくり休んでくれ!!」としている。
なお、今後の開催・出演予定だったライブについては、「開催及び出演を全てキャンセルさせていただく」とした。
「あんな最高のライブを観せてくれてからまだたった2週間だよ」
SNSでは、「くぅさんもNEEも愛してるよ これからもずっと大好き 正直ショックすぎて立ち直れないけど そんなときこそNEE聴くよ」「楽しい時も辛い時もNEEの曲に救われてました NEEのおかげで友達もできたし、たくさん背中を押してもらえました これからもずっとくぅさんとNEEのことが大好きです」など、突然の別れに悲しみの声が相次いでいる。
バンドとしては5月4日開催の音楽フェス「JAPAN JAM 2024」に出演したばかりだった。ステージ上では元気そうなパフォーマンスを見せていたことから、驚く声も多い。
「5月4日にあんな最高のライブを観せてくれてからまだたった2週間だよ もっともっと曲を聴きたかったしライブも観たかった 残念です」
「まてまて前から凄く好きでNEE2週間前初めてフェスできいたばかりだぞ、、、、ピンピンしてたじゃんまだ若いよ、、、、いくらなんでもはやいよ」
「10年ぶりのフェスでNEEのライブ見て、知らない若いバンドめちゃ良いじゃんって思って、またフェスに行きたいとか、NEEのライブ見たいとか思って楽しみにしてたんだけど、ラストライブになってしまった。信じられない」