【ボクシング】ヘビー級王者・父が「場外乱闘」前哨戦 敵陣営に頭突き、顔面流血騒ぎに...5・18王座統一戦
プロボクシングのWBC世界ヘビー級王者タイソン・フューリー(英国、35)の父親であるジョン・フューリー氏(59)が2024年5月13日に、サウジアラビア・リヤドのホテルで行われたメディアイベント中に顔面を流血する騒動を起こした。複数の海外メディアが同日に報じた。
タイソン・フューリーは5月18日にサウジアラビア・リヤドでWBA・WBO・IBF世界ヘビー級王者オレクサンドル・ウシク(ウクライナ、37)と王座統一戦に臨む。この試合に先立ったメディアイベントで「場外乱闘」が勃発した。
タイソン「この騒ぎは自分にとって何の影響もない」
米スポーツ専門局「ESPN」(WEB版)によると、フューリー氏はメディアイベントが開催されている最中に、ウシク陣営の関係者と口論となりもみ合いに発展。両者は関係者らによって引き離されたが、フューリー氏は別のウシク陣営に頭突きをして、額から流血したという。
フューリー氏が繰り広げた敵陣営との「場外乱闘」の映像はインターネットで世界中に拡散され、ボクシングファンの間で大きな話題となった。
「ESPN」の記事によると、フューリー氏は自身の行動が大きな騒動を起こしたとして謝罪のコメントを出したという。
タイソンの地元メディア「ボクシングニュース」(WEB版)は、騒動後のタイソンのコメントを紹介した。
記事によると、タイソンは騒動の現場に立ち会っていなかったという。
乱闘騒動後に複数の英国メディアの囲み取材に応じたタイソンは「俺は何も見ていない。この騒ぎは自分にとって何の影響もない」と主張。父親が負傷したことに関しては「今回の頭の切り傷よりもっとひどいものを見たことがある」と冷静に語ったという。
18日に行われる4団体王座統一戦は世界中で注目されている。3団体王者のウシクは21戦全勝(14KO)で、タイソンは34勝(24KO)1分け。全勝同士による4団体王座統一戦となる。