大規模買収事件 被買収の県議 控訴を棄却 広島高裁
広島高裁では公選法違反の罪に問われている県議の控訴が棄却されました。
県議の渡辺典子被告(39)は4年前の参議院選挙で、河井元大臣から妻の案里元議員を当選させるための報酬として現金10万円を受け取った罪に問われています。
一審では罰金10万円追徴金10万円の有罪判決を受け控訴していました。
18日の裁判で広島高裁は「毎年夏冬に10万円の寄附金を受け取っていたとしても、選挙の1カ月前という当時の状況に照らせば選挙応援の報酬の意図を
認識していたとうかがい知ることができる」などとして控訴を棄却し、一審の判決を支持しました。
県議 渡辺典子被告「判決については大変残念に思っていますし、到底納得できるものではありません」
弁護人 弘中惇一郎弁護士「支えるだけの具体的な事実関係がなくかなり無理をしているので、明らかにこの判決は行き過ぎで間違っている(と思う)支えるだけの具体的な事実証拠がなく無理をしている控訴審判決は行き過ぎで間違っている」
渡辺被告は速やかに上告する方針です。