全国一の春ニンジン おいしさの秘密は?お弁当におすすめの簡単レシピも【徳島】
日替わりメニューでお送りしています「フォーカス・アラカルト」。
火曜日は旬の話題など、明日みてこれと話したくなる話題を届ける「みてコレ」です。
4月9日のテーマは「春にんじん」。
徳島が全国に誇る春ニンジンの魅力に迫ってきました。
野口 七海アナウンサー
「板野町にやってきました。少しずつ暖かくなって春を感じます。
全国一の春ニンジンのおいしさに迫ります]
「こんにちは~、今なにされるんですか?」
「機械が回れないところを手で抜いて取る作業になります」
「いま大忙し?」
生田さん
「家族総出で朝から晩まで頑張ってます」
JAによりますと、徳島県は春ニンジンの生産量、収穫量とも全国1位!
なかでも板野郡は生産面積の約8割を担っています。
ここ板野町では今、出荷の最盛期を迎えていて、にんじん連絡協議会会長、生田圭一郎さんの畑でも3月上旬から出荷が始まり、約6ヘクタールの広大な敷地で連日にんじんを掘り起こす作業に追われています。
「今年の春ニンジンのできは?」
「大きさがバラバラで不作気味。」
生田さんによりますと、今季は種をまいた10月に気温が高く雨が少なかったため、生育が遅れたそうです。
「味は?」
「例年通り抜群に美味しいと思います」
「私も収穫させて」
「芯の太そうなやつが大きいと思う」
「ちっちゃやい。かわいい綺麗なニンジンが抜けました。綺麗な色ですね」
今日のみてコレポイント!全国一の春にんじんの美味しさの秘密は?
生田さん
「ずばりコレですね。こちらを見てください。ハウス栽培。
ニンジンは露地栽培がだいたいなんですけど、
3月4月に合わせてこういうビニールをかけてハウス栽培をしている特に雨よけで」
ハウス栽培にすることで雨を避け、余分な水を与えないようにします。
また、露地物よりも長い期間をかけて育てるため、柔らかくて甘くてみずみずしい春ニンジンに育つんだそうです。
「長い期間かけて水をやらずに育てることで、甘いニンジンができるんですね」
と、その時、見覚えのある男の子をみつけました!
「去年もおじいちゃんの収穫お手伝いしてた」
孫・川田葵生くん(小5)
「はい。川田葵生です」
去年、春ニンジンの収穫を取材させてもらった時、お手伝いをしていた葵生君。
「いま何してたの?」
「ニンジンの仕分けしてました」
「いつもしてるの?」
「雨の日以外は出来たらしてる」
「いまの夢は?」
「農家でじいちゃんのお手伝いする」
「夢が変わったのどうして?」
「手伝い楽しくなったり、やったらほめられたりするから」
「お孫さんがニンジン農家になりたいっていってるけど」
「照れくさいようやけど嬉しい」
美味しさのヒミツを知った後は、実際にお料理に挑戦!
JA徳島県板野郡女性部考案の簡単レシピを教えてもらいます!
「今から教えて頂く料理はなんですか?」
JA徳島県 営農指導課藤本 桃花さん
「春ニンジンともやしのナムルになります。
春ニンジンの甘さと彩りを生かしたレシピです」
用意するのは春ニンジン、もやし、塩、鶏がらスープの素、ごま油、いりごまです。
「まずピーラーで皮をむき、ヘタとしっぽの部分を切り落とします」
「次はニンジンの角から斜めに3ミリ位の厚さで切っていく。
ニンジンの存在感を残すために」
さらに、千切りにしたニンジンを塩ゆでにします。
ニンジンが柔らかくなったらもやしも一緒にゆがきます。
「これでお湯を切りましょう」
お湯を切って冷まします。
鶏がらスープのもと、ごま油を加えて混ぜ合わせ、器にもりつけ、黒ゴマをふりかけたら…春ニンジンともやしのナムルの完成です。
「春ニンジンが甘くて柔らかくて美味しい。柔らかさの中に
もやしのシャキシャキ感があるので、また食感が違っておいしいですね」
備菜やお弁当のおかずとしてもおすすめですよ~。
吉野川の水と土壌、そして農家さんの愛情で美味しく育った春ニンジン。
出荷は6月中旬ごろまで続きます!
(了)