待望の初勝利を目指すベラジオラオウ(今年1月撮影、ユーザー提供：ななみさん)

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　フォーエバーヤングに「唯一勝った馬」として意地を見せたい。デビュー戦からオール1番人気に支持されるも未だ勝ち星のないベラジオラオウ(牡3、栗東・上村洋行厩舎)が、日曜阪神2Rの3歳未勝利(ダ1800m)で初勝利を目指す。

　ベラジオラオウは父パイロ、母グラッブユアダイヤ、母の父ゴールドアリュールの血統。祖母のグラッブユアハートは交流重賞を5勝した活躍馬。昨年の千葉サラブレッドセールで3000万円(税抜)の高値が付いた。

　ここまで4戦0勝。デビュー戦では1番人気に支持されたものの、直線で失速して5着に敗退。勝ったフォーエバーヤングは2戦目以降、1番人気を譲っていないため、ベラジオラオウは現時点でただ1頭、サウジ、ドバイと連勝する3歳ダート王を人気で上回った馬となる。その後も常に1番人気に推されながら、2着、5着、2着と勝ち切れず。とはいえ、前走で3着に4馬身差を付けていたように能力は確か。未勝利脱出は目前といえるだろう。

　今回は人の勢いもある。林田祥来オーナーと上村洋行調教師は、先週の大阪杯のベラジオオペラで揃ってGI初制覇。追い風を味方に「五度目の正直」といきたい。