大阪杯に出走予定のローシャムパーク(撮影:下野雄規)

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 今週の日曜日は、阪神競馬場で大阪杯(GI)が行われます。

 GIに昇格した17年以降の大阪杯では、5歳馬が5勝2着3回3着2回。単勝回収率239%、複勝回収率100%と優秀な成績を収めています。次いで、4歳馬が2勝2着3回3着5回となっており、若い年齢の馬が活躍しています。

 一方で6歳以上の馬は2着1回と大苦戦。馬券に絡んだのは17年ステファノスのみ。ステファノスには大阪杯と同じ距離で行われる天皇賞(秋)(GI)での連対実績がありました。6歳以上の馬については、GIで上位争いに加われる地力や2000mへの高い適性を事前に確認しておきたいところです。

 また、前走の距離にも特徴があり、17年以降の大阪杯では前走2000mに出走していた馬が5勝2着3回3着1回。単勝回収率は303%と高い数値をマークしていますので、前走で2000mだった馬にも注目したいところです。

 はたしてAIはどういった結論に至ったのか。早速ですが、AIに弾き出された注目馬をご紹介します。

◆前走は敗因明確で参考外

 今週の大阪杯でAIが本命に抜擢したのは、上位人気が予想されるローシャムパークでした。

 週初の本命候補3頭には挙がっていなかった本馬ですが、その予想が一転しローシャムパークに高評価が与えられました。

 ローシャムパークは昨年5月のむらさき賞(3勝クラス)を勝利しオープン入り。続く、函館記念(GIII)では昇級初戦ながら直線で力強い伸び脚を見せて優勝。あっさりと重賞初制覇を達成。2走前のオールカマー(GII)はタイトルホルダーやジェラルディーナなどのGI勝ち馬も出走する中で1着。直線では逃げたタイトルホルダーを全く問題とせず重賞を連勝。GIレベルの能力がある事を証明する結果となりました。

 前走の香港C(G1)では見せ場なく8着に終わり連勝がストップ。この時は中間のカイバ食いが落ちて調整が遅れていたようですし、レースでも出負けし後方からの競馬を余儀なくされました。調整過程に問題が生じ、レースでは本来の力を出し切れていません。敗因は明確ですし、参考外と見ていいのではないでしょうか。

 今回は中間の調整過程も順調に見えますし、最終追い切りの動きも軽快。状態面に不安はなさそうで前走からの変わり身が見込めるだけに、ここは人気に応える走りを期待したいところです。