京都牝馬Sを制したソーダズリング(ユーザー提供:Vanguardさん)

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 一族悲願のGI制覇なるか。京都牝馬S覇者のソーダズリング(牝4、栗東・音無秀孝厩舎)が、高松宮記念(4歳上・GI・芝1200m)でビッグタイトル獲得を狙う。

 ソーダズリングは父ハーツクライ、母ソーマジック、母の父シンボリクリスエスの血統。母は08年のアネモネSの覇者。きょうだいも優秀で、半姉のマジックキャッスルは21年の愛知杯、半兄のソーヴァリアントは21年と22年のチャレンジCを制している。ただ、GIには縁がない母系でもあり、母と兄姉で全10戦して20年秋華賞のマジックキャッスルの2着が最高着順。3着も2回あるが、善戦止まりとなっている。

 ソーダズリングは昨年のオークス(8着)以来、2回目となるGIチャレンジ。当時は結果的に距離が長過ぎたので参考外でいい。今回は逆に初の1200mに対応できるかどうかがカギだが、気性的にプラスに出る可能性は十分にある。武豊騎手の継続騎乗も心強い限り。思い切ったレース選択が吉と出て、一族に初のGIタイトルを届けることを期待したい。