サクラプレジデント(02年朝日杯FS時、撮影:下野雄規)

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 北海道新ひだか町の新和牧場で繋養されていたサクラプレジデントが24歳で死亡したことがわかった。19日、ジャパン・スタッドブック・インターナショナルが発表した。

 サクラプレジデントは父サンデーサイレンス、母セダンフォーエバー、母の父マルゼンスキーという血統。3代母は谷岡牧場を代表するスワンズウッドグローヴで、近親にはサクラチヨノオー、サクラホクトオーなど「サクラ」の名馬がズラリと並ぶ。

 02年8月のデビューVから連勝で札幌2歳Sを制すと、朝日杯FS・スプリングS・皐月賞と3戦連続で2着に入る活躍。特に皐月賞では、03年の日本ダービー馬となるネオユニヴァースと熾烈な叩き合い末、アタマ差の接戦を演じたことは名勝負の一つとして数えられている。その後は武豊騎手とのコンビで札幌記念と中山記念を勝利するなど重賞3勝を挙げた。通算成績は12戦4勝。

 04年の現役引退後は約15年にわたって種牡馬生活を送り、近年は同牧場で余生をすごしていた。