阪神大賞典に出走予定のアンタンスルフレ(撮影:谷口浩)

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 地方・名古屋所属のアンタンスルフレ(セ6、名古屋・角田輝也厩舎)が、阪神大賞典(4歳上・GII・芝3000m)に参戦する。

 アンタンスルフレは父トーセンジョーダン、母エーシンチェロキー、母の父ディープインパクトという血統。母はJRAで未勝利だったが、祖母のエイシンテネシーは94年金杯覇者。そして近親には99年のファンタジーSと01年のセントウルSを制したテネシーガール、12年の愛知杯勝ち馬のエーシンメンフィスなど、栄進軍団の活躍馬が並ぶ。

 アンタンスルフレは20年9月に美浦・田村康仁厩舎からデビュー。地方に移籍後6連勝を挙げ、22年と23年には北国王冠を連覇。さらに東海菊花賞、金盃トライアルも制するなど、全国区の実力馬へと成長している。

 今回は20年10月の未勝利戦(中山芝2000m)以来、3年5カ月ぶりの芝参戦。相手は格段に強くなるがどこまで食い下がれるか。阪神大賞典にはこれまで延べ7頭の地方馬が参戦して、96年のルイボスゴールドの3着が最高着順。願わくは同じ東海地区の大先輩を上回るような走りを見せてほしい。

【地方馬の阪神大賞典成績】
・96年3着ルイボスゴールド(7番人気)
・01年6着ミツアキサイレンス(8番人気)
・02年4着ミツアキサイレンス(8番人気)
・03年11着ミツアキサイレンス(14番人気)
・08年10着チャンストウライ(11番人気)
・18年9着スーパーマックス(9番人気)
・23年13着ノーチカルチャート(14番人気)