重賞初制覇を目指すソンシ(撮影:下野雄規)

写真拡大

 ウマ娘で知られる藤田晋オーナーが所有するソンシ(牡3、栗東・中内田充正厩舎)が、ファルコンステークス(3歳・GIII・芝1400m)で重賞初制覇を狙う。

 ソンシは父Night of Thunder、母Afdhaad、母の父Nayefの血統。父は14年の英2000ギニーと15年のロッキンジSを制した欧州のトップマイラー。昨年のOBSスプリングセールで30万ドルの値が付いた。

 ここまで川田騎手とのコンビで3戦2勝。昨年10月の新馬(東京芝1400m)は好位から抜け出して楽勝。続く万両賞は惜しくも2着だったが、前走の1勝クラス(東京芝1400m)で楽々と2勝目を手にした。勝ち時計の1分20秒9は同舞台の3歳オープン・クロッカスSと全く同じだったので、高く評価できる。

 藤田オーナーの所有馬は牡馬クラシック路線にシンエンペラー、ダート界にはサウジダービーを制したフォーエバーヤングという横綱がいるが、マイル路線はエースが不在。それだけにソンシにかかる期待は大きい。ここで重賞初制覇を果たし、一気にNHKマイルCの有力候補に浮上したい。