3走前にGI好走馬と接戦&前走1勝クラスを快勝 それでも鬼門となる“前走競馬場”とは
今週の日曜日は、阪神競馬場でフィリーズレビュー(GII・芝1400m)が行われます。
過去10年では、10頭の阪神JF組をふくめ、前走阪神戦出走馬が2勝2着6回3着6回を記録しています。ただし、勝利数は少し物足りない数字といえるでしょうか。
一方、最多の5勝を挙げているのが京都戦組です。また、今回とおなじく急坂戦である中山や中京からの臨戦馬もそれぞれ2勝と侮れません。
ここでは、上位人気が予想される馬の死角となりそうなデータをひとつ紹介します。
【条件】
前走東京戦出走(ただし、前走4角1番手馬は除く)
[0-0-0-16]複勝率0%
該当馬:オメガウインク、キャンシーエンゼル
(過去の主な該当馬:23年ポリーフォリア5人気8着)
※データは過去10年間を対象にしている。
前走で東京戦出走馬は、過去10年で[0-1-0-19]と意外なほどの苦戦を強いられている。そして唯一の好走馬は、東京の長い直線を恐れず4角先頭の競馬をしていた馬だけだ。それを除くと、7頭の前走勝利馬や6頭の重賞からの臨戦馬など、16頭が馬券圏外に沈んでいる。
上位人気も予想されるオメガウインクが消去データに該当しました。
前走1勝クラスの春菜賞で快勝を遂げたのみならず、3走前の赤松賞でも阪神JF連対のステレンボッシュの3着に好走の実績もある馬です。ただし前走は鬼門の東京戦。しかも春菜賞勝利馬は、過去10年で4頭いずれもが掲示板外の敗戦を喫しているため、ここは評価を割り引きたいところです。
重賞レースの参考に、是非お役立てください。