重賞3勝目を狙うハヤヤッコ(昨年12月撮影、ユーザー提供:落武者さん)

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 8歳でも全く衰えなし。白毛のアイドル・ハヤヤッコ(牡8、美浦・国枝栄厩舎)が金鯱賞(4歳上・GII・芝2000m)で重賞3勝目を狙う。

 ハヤヤッコは父キングカメハメハ、母マシュマロ、母の父クロフネの血統。祖母は白毛一族の祖として知られるシラユキヒメ。ソダシやママコチャはいとこ、メイケイエールはいとこの子どもにあたる。

 ここまで37戦6勝。2歳のデビュー当初は芝を走っていたが、4戦目からダートに切り替え、3歳時のレパードSで重賞初制覇。4歳時にブラジルC、5歳時にスレイプニルSを制するなど、ダート中距離路線で活躍した。そして6歳時に芝に再転向。函館記念で白毛馬では初となる芝ダート両方でのJRA重賞制覇を達成している。

 その後は勝利に手が届いていないが、まだまだ一線級でやれる力はある。前走の中日新聞杯では58.5kgのハンデも影響したのか、13番人気の低評価だったが、後方から大外を強襲。勝ったヤマニンサルバムには届かなかったものの、3/4馬身差の2着に食い込んだ。今回はそれ以来の実戦となるが、もともと休み明けを苦にするタイプではない。昨年の金鯱賞はプログノーシスから0秒5差の4着だったが、当時以上の走りができていいだろう。

 ここを勝てば1年8カ月ぶりとなる重賞3勝目、さらには6年連続でオープン連対の偉業達成となる。アイドルと呼ぶには少々年を重ねてしまったが、まだまだ若手には負けないところを見せてほしい。