(NY時間10:15)(日本時間00:15)
バークシャー<BRK/B> 418.23(+1.01 +0.24%)

 バフェット氏率いるバークシャー・ハサウェイ<BRK.B>が上昇。24日土曜日に10-12月期決算を発表し、営業利益が予想を上回った。金利上昇と穏やかな天候で保険引受利益と投資利益の増加に助けられた。

 一方、保有現金高が過去最高を更新したとも発表。バフェット氏は「目を見張るような業績を達成できるような有意義な案件がない」と指摘。魅力的なバリュエーションの案件が見つからない中で、同社の第4四半期の現金保有高は過去最高の1676億ドルに膨らんだと説明している。

 アナリストは「同社の収益力は経済情勢に関係なく、弱さを補う多様な部門を持ち、損なわれることはない」と述べている。しかし、株主への年次報告書では、将来的な人件費やエネルギー規制の不確実性について慎重な見方をしていることに言及した。

(10-12月・第4四半期)
・営業利益:84.8億ドル(予想:78.9億ドル)
  保険引受事業:8.48億ドル
  保険・投資事業:27.6億ドル
  鉄道事業:13.6億ドル
  公益事業・エネルギー事業:6.32億ドル
  その他:-8.04億
・純利益:375.7億ドル
・保険フロート:1690億ドル

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美