株価が直近で高値更新「年初来上昇率」トップ300
(写真:つのだよしお/アフロ)
日経平均株価が2月22日に34年ぶりとなる史上最高値を更新。多くの個別銘柄も直近で年初来高値(※)を更新している。年初来高値を更新すると、投資家は保有株を売る目標株価がわかりにくくなり、上昇の勢いが加速することがある。これが「買いが買いを呼ぶ」展開だ。
(※終値ベースではなく、取引時間内の一時的な高値を含む。本稿では、「2023年1月1日から2024年2月22日」の期間を対象としている)
そこで本稿では、2024年以降に株価が年初来高値を更新し、その高値から2月22日終値が5%以内の下落率にとどまっている銘柄の中から、年初来上昇率(※)が高い順にランキングを作成した。
(※本稿では2022年12月30日終値から2024年2月22日終値までの上昇率としている)
首位は生成AI関連銘柄
首位になったのはデータセンター独立系大手のさくらインターネットで、上昇率は1026.5%となった。新規の生成AI向けGPUクラウド事業への期待が高まり、株価は急騰中だ。
2位は舶用ディーゼル機関専業のジャパンエンジンコーポレーションで、上昇率は882.9%。受注好調、販売単価の上昇で期中に業績見通しを上方修正したことが好感された。
3位は主に半導体検査用器具プローブカードを手がける日本マイクロニクスで、上昇率は454.5%。12月決算の同社は、2月14日に2024年12月期の上半期までの業績見通しを発表。前年同期比で157.1%の営業増益見通しを受けて、株価は上げ足を速めた。
まずは1〜50位
次は51〜100位
次は101〜150位
次は151〜200位
次は202〜250位
最後に251〜298位
(東洋経済オンライン編集部)