ホープフルSは不完全燃焼の5着だったミスタージーティー(昨年12月撮影、ユーザー提供:m@gic-mk10さん)

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 ホープフルSで5着だったミスタージーティー(牡3、栗東・矢作芳人厩舎)が、共同通信杯(3歳・GIII・芝1800m)で重賞初制覇を狙う。

 ミスタージーティーは父ドゥラメンテ、母リッスン、母の父Sadler's Wellsの血統。母は07年の英G1フィリーズマイルの覇者。半姉のタッチングスピーチが15年のローズSの勝ち馬なら、半兄のサトノルークスは19年の菊花賞の2着馬。さらに姪のアスコリピチェーノは昨年の阪神JFを制している。一昨年のセレクトセール1歳では8200万円(税抜)の高値で取引された。

 ここまで2戦1勝。昨年11月の新馬(京都芝2000m)はゴール前で鋭く伸びて、クビの着差以上の完勝だった。続くホープフルSでは穴人気を集めたものの、直線で何度も前が詰まるロスがあって0秒5差の5着。勝ったレガレイラと2着のシンエンペラーはともかく、スムーズなら3着はあったのでは、と思える内容だった。

 引き続き鞍上を任された坂井瑠星騎手は期するものがあるだろう。クラシックの出走を確定させるためには、勝つことが求められる一戦。並み居るライバルを蹴散らし、前走の悔しさを晴らしてみせる。