素質上位のバロネッサ(昨年11月撮影、ユーザー提供:淳。さん)

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 もう負けられない。一昨年のホープフルSを制したドゥラエレーデの半妹となるバロネッサ(牝3、美浦・田中博康厩舎)が、日曜東京5Rの3歳未勝利(芝1800m)で待望の初勝利を狙う。

 バロネッサは父ロードカナロア、母マルケッサ、母の父オルフェーヴルの血統。半兄のドゥラエレーデは22年のホープフルSの覇者で、芝ダート二刀流としては現役随一のトップホース。さらに伯父のサトノダイヤモンドは16年の菊花賞と有馬記念の覇者。伯母のリナーテは19年のUHB賞を制するなど、短距離戦線で活躍した。

 当然ながらデビュー前から大きな期待を背負ったバロネッサだが、ここまで2戦は昨年11月の新馬(東京芝1600m)が2番人気で3着、同12月の未勝利(中山芝1800m)が1番人気で2着と、あと一歩で勝利に手が届いていない。スタートが課題となっている現状だが、それでも未勝利はあっさりと突破しなければいけない素質馬。伯父サトノダイヤモンドの主戦を務めたC.ルメール騎手を新たなパートナーに迎え、必勝態勢の3戦目となる。