無傷の3連勝で朝日杯FSを制したジャンタルマンタル(昨年12月撮影、ユーザー提供:DKさん)

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 朝日杯FSを制したジャンタルマンタル(牡3、栗東・高野友和厩舎)が、共同通信杯(3歳・GIII・芝1800m)で重賞3連勝を狙う。

 ジャンタルマンタルは父Palace Malice、母インディアマントゥアナ、母の父Wilburnの血統。昨年10月の新馬(京都芝1800m)で圧巻のデビュー勝ち。2戦目のデイリー杯2歳Sも先団から危なげなく抜け出し、重賞初制覇を果たした。続く朝日杯FSでは鞍上が川田将雅騎手にスイッチ。ここは中団からの競馬となったが、勝負所で内から差を詰めると、直線で早めに先頭へ。そのまま悠々と押し切り、無敗で2歳王者となった。今回はデビュー戦以来の1800mとなるので折り合いがカギだが、クラシックに向けては通過点としなければならない一戦だ。

 86年以降に限ると、2歳GIの勝ち馬が共同通信杯に出走するのは5頭目となる。勝利すれば94年のナリタブライアン以来、30年ぶり。王者らしい走りで春の大舞台に弾みを付けてみせる。