セイロンジェムズの母シンハライト(撮影:下野雄規)

写真拡大

 オークス馬シンハライトを母に持つセイロンジェムズ(牡3、美浦・宮田敬介厩舎)が、土曜東京5Rの3歳新馬(芝1600m)でデビューする。

 セイロンジェムズは父レイデオロ、母シンハライト、母の父ディープインパクトの血統。母は通算成績6戦5勝。16年にオークス、ローズS、チューリップ賞を制覇。唯一の敗戦は桜花賞でジュエラーからハナ差の2着だから“ほぼパーフェクト”の名牝だ。また、伯父のアダムスピークは11年のラジオNIKKEI杯2歳S、伯母のリラヴァティは16年のマーメイドSを制している。

 ここまで約1カ月をかけて入念に乗り込まれてきた。Wコースでの最終追いではセラフィナイト、ソレルビュレットの2頭に遅れたものの、動き自体は悪くなかった。仕上がりは上々とみていいだろう。鞍上はC.ルメール騎手。祖母シンハリーズの血を引く馬は、JRAの新馬戦で22戦10勝の超好成績でもある。鞍上と血統の後押しも受けて、しっかり初陣Vといきたい。