南野拓実がユルゲン・クロップ監督の退任について言及【写真:Getty Images】

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ドーハ市内で取材対応

 日本代表MF南野拓実が1月29日にカタール・ドーハで取材に対応し、今季限りで退任を発表したイングランド1部リバプールのユルゲン・クロップ監督について初めて言及した。

 南野は一報を聞き「ショックでした」と心境を明かした。

 南野は2020年にオーストリア1部ザルツブルクからリバプールへ移籍。リバプール史上初のアジア人として加入し、1年目は10試合に出場。リバプールでは2つのカップタイトル獲得に貢献した。プレミアリーグでは十分な出場機会が得られなかった一方で、リーグカップで5試合4得点、FAカップで4試合3得点を記録。1871年に創設され世界最古のカップ戦と言われる伝統のFAカップではファン投票による大会ベストイレブンにも選出された。

 自身のプレミア移籍を実現させた恩師クロップ監督の退任について問うと、南野は「ショックでしたね」と話し出した。

「リバプール=クロップ監督がいるという感じのイメージだし、クロップが作り上げてきたものというのは、ここ最近のリバプールを象徴するものだと思う。それがなくなるというのは何かちょっと不思議な感じはします。残り今シーズン、多分すべてのタイトルに可能性が残っている状態。なので、有終の美を飾ってほしいなと思います」

 現在リバプールに所属している日本代表MF遠藤航とも話したといい、「そのあとの監督が誰になるのか気になるね」と、今後についての話題になったという。遠藤も発表で知った様子だったといい、日本代表のリバプールコンビにも衝撃を与えたようだ。(FOOTBALL ZONE編集部・小杉 舞 / Mai Kosugi)