【AI予想・東京新聞杯】大手牧場が送り出す馬に良績が集中する要因とは? 人工知能は高い適性を感じさせる3頭に高評価
本記事ではnetkeibaオリジナルAIが推奨する本命候補3頭を特筆すべき過去の傾向とともにご紹介します。
今週の重賞競走は日曜日に東京新聞杯(GIII)ときさらぎ賞(GIII)が行われます。その中から東京競馬場で行われる東京新聞杯を取り上げます。まずは過去の傾向から。
過去10年の東京新聞杯における前走クラス別成績を見ていきます。過去10年の東京新聞杯では前走GIに出走していた馬が5勝2着3回3着2回。単勝回収率203%、複勝回収率107%と優秀な成績を残している点は見逃せません。前走で高いレベルのレースに出走した経験が活きてくると考えられます。
次いで、良績を残しているのが意外にも前走3勝クラス出走馬です。前走で3勝クラスに出走していた馬は4勝2着1回。単勝回収率196%、複勝回収率96%と良績を残しています。馬券に絡んだ5頭は全て前走を勝利しており、近況の好調を活かし好走しているのでしょう。
続いては、過去10年の東京新聞杯での生産者別の成績です。過去10年の東京新聞杯では社台系牧場で生産された馬が強さを見せています。ノーザンファームが4勝2着7回3着3回、社台ファームが2着3回3着3回。白老ファームや追分ファームもそれぞれ1勝ずつ挙げています。
過去10年の東京新聞杯は全て東京芝1600mで開催されています。東京は直線が長いため瞬発力を活かしやすい事に加え、根幹距離の1600mで行われている事が社台系牧場で生産された馬の特性にマッチし好結果を生み出していると考えられます。今年も社台系牧場が生産された馬に注目するのも的中に近づくための鍵かもしれません。
それでは早速ですが、今週の東京新聞杯でAIから導き出された月曜日時点での本命候補3頭をご紹介します。
◆十分なマイル適性を感じさせる本命候補
ジャスティンカフェ
昨年はエプソムC(GIII)で重賞初制覇を達成。同年秋のマイルCS(GI)で3着と好走し飛躍のシーズンとなった本馬。そのマイルCSでは、道中中団追走から直線で一旦は先頭に並ぼうかという見せ場十分の内容。GIでも通用する能力がある事を証明しています。
今回はGIIIメンバーが相手となりますし、マイルCSの走りからここは負けられないところではないでしょうか。コンスタントに速い上がりを使えるタイプで東京の長い直線もプラスに働くはずですし、GI初制覇へ向けて幸先の良いスタートに期待したいところです。
アヴェラーレ
昨年の関屋記念(GIII)で重賞初制覇を飾った本馬。その後はスワンS(GII)7着、京都金杯(GIII)4着と結果を残せていませんが、今回は関屋記念を勝った時と同じく左回りの芝1600mになりますので条件替わりは歓迎でしょう。
本馬は牝馬ですが東京新聞杯は牝馬が良績を残しているのもプラス材料になります。過去10年の東京新聞杯では牝馬が4勝2着4回3着2回。単勝回収率207%、複勝回収率135%と好成績となっています。それに加え、高い適性を感じさせる左回りの芝1600mでの一戦となりますので上位争いを演じても何ら不思議はないと言えるのではないでしょうか。
フリームファクシ
昨年は未勝利から3連勝できさらぎ賞(GIII)を制覇。素質の高さが十分に感じられる成績を残していましたが、クラシックでは残念ながら結果を残す事は出来ませんでした。ここ2走も良績は挙げられていませんが、2走前のチャレンジC(GIII)8着は長期休み明けでしたし、前走の京都金杯は初めての芝1600mという事もあり5着。
しかし、前走の京都金杯は初めての距離でも戸惑う事なく走れていましたし、直線でもしっかりと脚を使っていましたので芝1600mへの高い適性を感じる走りだったのではないでしょうか。今回は2度目の芝1600mで慣れが見込めるでしょうし、休み明けを2回叩かれた事による上積みも見込めます。前走から更なる前進があってもおかしくありませんし、侮れない1頭と言えそうです。