ラブアンドラッキーの母のカワカミプリンセス(撮影:下野雄規)

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 名牝カワカミプリンセスの最後の産駒となるラブアンドラッキー(牝3、栗東・本田優厩舎)が、日曜小倉5Rの3歳新馬(芝1200m)でデビューする。

 ラブアンドラッキーは父カリフォルニアクローム、母カワカミプリンセス、母の父キングヘイローの血統。父は14年と16年の米年度代表馬に選ばれた歴史的名馬。一方の母は06年のオークスと秋華賞を制した名牝だから、文句なしの良血といえる。

 騎手時代に母の主戦を務めた本田優調教師の下、昨年末からしっかりと乗り込まれてきた。レースに向けて、CWで3週連続の併せ馬を消化。ラストの伸びにやや物足りない面はあるものの、水準の時計は出しており、仕上がりは合格点といえる。

 母の産駒はJRAで9頭がデビューしているが、初仔のミンナノプリンセスが2勝を挙げたのが最高。ラブアンドラッキーが、母の名を高める走りを見せてくれることを期待したい。