Microsoftが2001年に発売した同名の動物園経営シミュレーションゲームをボードゲーム化した「ズータイクーン」の日本語版が2023年9月28日に登場しました。アークライトゲームズから実物を提供してもらったので、GIGAZINE編集部で実際にプレイしてみることになったのですが、まずは内容物を確認してプレイの準備をしたところ、プレイ前にして重量級ボードゲームの貫禄を思い知らされることになりました。

ズータイクーン - ArclightGames Official

https://arclightgames.jp/product/102zoo/

◆ズータイクーンの内容物

ズータイクーンのパッケージはこんな感じ。



男性編集部員にパッケージを抱えてもらったところ。ボードゲームの箱としては大きめのサイズです。



重さを量ってみたところ、3.15kgでした。



プレイ時間は120分〜180分、対象年齢は13歳以上、プレイ人数は1〜4人を想定。



フタを開けてみるとこんな感じで、カードや袋、ボードがぎっしり。



ルール説明書はB4サイズで、24ページ。



交換ボードと得点ボード



数値シートと4人分の動物園ボード



動物についての情報の早見表である動物カードが89枚、ゲームルールを参照できる早見表カードが12枚。



ゲーム中に使うタイルの厚紙



厚紙には切れ目が入っているので、カッターやハサミを使わなくても手で簡単にタイルを厚紙から取り外せます。



麻製の布袋



4人分のスタッフボード、協力者カード、イベントカード、ソロプレイ用のカード。一番右にあるのはコマやトークンを収納するための小箱です。



紙製の小箱を組み立てるとこんな感じ。のりやハサミは必要なく、手で簡単に組み立てられます。



そして、茶封筒が8つ。



中には動物コマが入っています。動物コマの種類と数については説明書に記載されておらず、公式サイトで詳細が公開されています。



◆膨大なコマやトークンを小箱に分ける

動物のコマは全部で236個で、他にもプレイ用のトークンが大量に用意されており、初回プレイの前にすべての小箱を組み立てた上で、コマやトークンを仕分けて収納する必要があります。今回のプレイ準備で一番時間がかかったのがこの仕分け作業で、2人で行ってもだいたい30分ほどかかりました。初回プレイの直前にこの作業を行うと貴重なプレイ時間を奪われてしまうので、事前にやっておくのがおすすめ。以下は動物コマやトークンの種類と収納すべき小箱のまとめで、プレイしたい人はぜひ参考にしてください。なお、すべての動物コマにはオスとメスがあり、左にオスを、右にメスを並べています。

フサオマキザルとベニコンゴウインコ



クロサイとキリン



ライオン



シマウマとダチョウ



アライグマとアメリカグマ



ワピチ(キジリジカ)



アカエリマキキツネザル



チンパンジー



ニシゴリラ



トラとアジアゾウ



アラビアオリックスとホオアカトキ



ユキヒョウとヒゲワシ



ゴールデンライオンタマリンとボルネオオランウータン



レッサーパンダとジャイアントパンダ。ジャイアントパンダはオス・メス1個ずつしかなく、唯一色付きとなっています。



プレイヤーが使うワーカーコマ、カラーキューブ、口コミディスクが4人分。プレイヤーが使うコマは赤・緑・青・黄色の4色があり、それぞれの動物園のロゴがかかれた小箱に収納します。



注目マーカー4種類。左から人気注目マーカー、棲み家(すみか)マーカー、教育注目マーカー、保護注目マーカー。



タイルは全部で260枚。以下は共存動物タイルで、サバンナ・熱帯雨林・山地林の3種類があります。全部で35枚。



建物タイルは53枚で、左から教育展示ブース、公園、動物保護センター。



そして最も多い園内タイルが172枚。園内タイルを収納する袋や小箱が付属してないので、自分で収納用の袋を用意する必要があります。



親マーカーと禁止トークン。



木製のサイコロ8つと避妊薬トークン。右にあるのは木製マーカー2つで、収納する時はこのサイコロと避妊薬トークンの小箱に収納するのがよさげ。



以上の小箱と動物カードを以下の画像のように箱につめるとぴったりと収まるので、初回にプレイ準備をしておけばもう小分けにする必要はありません。



◆ズータイクーンのプレイ準備

まずは数値シートを置き、その上に交換ボードを配置します。



数値シートと交換ボードの上には目盛りが描かれています。これをぴったりと合わせるように配置。



すると、交換ボードに描かれている動物たちのところに空いた穴に、数字と記号が表示されます。



次に、得点ボードを天地逆にして交換ボードの下に配置します。



各プレイヤーに動物園ボードを配布。



動物園ボードの左側に早見表カードを、右側に動物カードとワーカーコマ・カラーキューブ・口コミディスクを配ります。



動物園ボードの上にある資金表の「10」のマスにカラーキューブを1個配置。



各プレイヤーは任意の園内タイル6枚を取り、動物園ボードの左下に置きます。



経費表にある2列の目盛りの「0」にカラーキューブを1個ずつ配置。



ワーカーコマ3つを経費表の下に置きます。



得点ボードに以下のように、各プレイヤーのカラーキューブを並べます。



さらに黄色の人気度メーターにあるカラーキューブのすぐそばに口コミディスクを置きます。



水色とピンク色の子孫ディスクを布袋に収納。



布袋とサイコロ、共存動物タイルと動物コマを交換ボードの上に置きます。



イベントカードと協力者カードをそれぞれよくシャッフルし、以下のように得点ボードの右上に配置。



協力者カードの山札の一番上をめくり、表面を向けて山札の上に置きます。



各プレイヤーは動物園カードにあるマス目のうち、最上段の8マスに禁止トークンを置きます。



木製のトークンを、得点ボードの一番下にあるラウンドメーターの「1」に置きます。



親になるプレイヤーを決めたら、親マーカーを渡します。



建物タイル、注目マーカー、禁止トークン、避妊薬トークン、園内タイルを得点ボードの上部に置きます。



得点ボードの右側にある季節メーターで、上から2番目にある黄色の「夏」に木製トークンを配置。



これで準備完了。すべてのボードやコマ、トークンを配置するとかなり広い机が必要になるので、実際にプレイする際はかなり場所を選びます。



箱を開封して「ゲームの準備の準備」が完了するまでだいたい40分ほど、さらにボードやトークンを並べてゲームの準備を終えるまで30分ほどかかり、初回プレイの準備に合計で1時間以上かかりました。一緒に準備作業をしていた編集部員は「こんなに準備に時間がかかるゲームはなかなかない。すでにこの時点でゲームの重さがうかがい知れる」とコメントしていました。

次はズータイクーンがどういうゲームなのかをプレイしてまとめる予定なのでお楽しみに。

ズータイクーンの希望小売価格は1万3750円。Amazon.co.jpでも取り扱われており、記事作成時点では1万500円で購入可能です。

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